日本磁器発祥の地・有田の町を見下ろす高台に、陶山神社は鎮まります。江戸初期の創建で、地元では「とうざんさん」の呼び名でも親しまれてきました。急な石段を上ると、白磁に呉須の唐草文様を描いた大鳥居が迎えてくれます。明治期に陶工たちが奉納したもので、狛犬や灯籠、大水瓶、玉垣まで有田焼で誂えられ、境内はさながら焼き物の野外美術館です。参道を鉄道の線路が横切る珍しい構えも見どころで、列車が間近を通り抜ける瞬間には、思わず旅心をくすぐられます。作り手たちに焼き物の神様として崇められてきた社ですから、内山の古い町並みや窯元めぐり、春の陶器市とあわせて訪ねれば、器を生んだ土地の記憶にいっそう深くふれられます。
基本情報
- 種類:神社
- エリア:佐賀県(九州)
- 住所:〒844-0004 佐賀県西松浦郡有田町大樽2-5-1
- 電話:0955-42-3310(社務所)
- 参拝時間:境内参拝自由/授与・ご祈願は9:00〜17:00頃
- 拝観料:境内無料
- 駐車場:無料駐車場あり(約50台)