駒ヶ岳の北に広がる、直径2kmほどの濁川カルデラ。その底に数軒の湯宿と共同浴場が身を寄せ合う、静かな温泉郷です。江戸期から湯治場として知られ、地熱の高い土地柄を活かした温室野菜づくりや地熱発電の試みとともに歩んできました。無色透明でやや金気を帯びた湯は源泉かけ流しで、温度違いの内湯を備える宿もあります。田んぼの向こうに湯けむりの立つのどかな景色のなか、四百円ほどで気軽にひと風呂浴びられるのがうれしいところです。函館と大沼を結ぶ道すがら、観光地のにぎわいをふと離れたくなったら、この鄙びた一湯へ。湯上がりに畦道を歩けば、火山がもたらした恵みと人の暮らしがそっと溶け合う、飾らない温泉地の時間が流れています。
基本情報
- 種類:温泉
- エリア:北海道茅部郡森町
- 住所:北海道茅部郡森町字御幸町144-1(森観光協会)
- 電話:01374-7-1286(森観光協会)