箱根と熱海に挟まれた千歳川・藤木川の渓谷に湧く、湯宿主体の古式ゆかしい温泉郷です。万葉集に東国の温泉としてただ一つ詠まれた古湯で、およそ1200年の歴史をもちます。やわらかな塩化物・硫酸塩泉は「薬師の湯」「子宝の湯」として親しまれ、江戸幕府にも薬湯として献上されてきました。傷や疲れをやさしく癒やすと語り継がれてきた湯は、いまも湯宿でしっとりと味わえます。夏目漱石が絶筆『明暗』を綴り、国木田独歩や芥川龍之介、島崎藤村ら多くの文人が逗留した文学の里でもあります。独歩ゆかりの大きな足湯や、早春に咲きこぼれる幕山の梅林をめぐりながら、文人たちが心を寄せた静かな渓谷で、湯につかってゆっくりと時をほどきたい温泉です。
基本情報
- 種類:温泉
- エリア:神奈川県足柄下郡湯河原町
- 住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566(湯河原温泉観光協会)
- 電話:0465-64-1234(湯河原温泉観光協会)