奈良期に泰澄が白山の越前側登拝口に開いたと伝わる白山信仰の拠点で、神仏分離までは天台の大寺でした。中世には六千の坊院が建ち並び、多くの僧兵を擁する日本最大級の宗教都市として栄えましたが、戦国の一向一揆で全山焼失し、往時の街は今も大部分が地中に眠ります。見どころは、石畳の長い参道と天を突く杉並木、そして境内一面を覆う分厚い苔の景観です。京都の西芳寺と並ぶ「苔宮」と称される幽玄さで、緑のじゅうたんに覆われた石畳を歩けば、時の重なりに思わず息をのみます。木もれ日に苔が輝く朝は、この世のものとは思えないほどの美しさです。国の名勝の庭園も伝わる勝山の静かな聖地へ、喧騒を離れて訪ねてみたくなります。
基本情報
- 種類:神社
- エリア:福井県勝山市
- 住所:福井県勝山市平泉寺町平泉寺56
- 電話:0779-87-6001(白山平泉寺歴史探遊館まほろば)
- 参拝時間:境内自由
- 拝観料:無料
- 駐車場:あり(環境維持協力金 普通車300円)