「知内」はアイヌ語の「チリ・オチ(鳥・居るところ)」に由来し、松前藩が将軍家へ献上した鷹の半数以上がこの地で捕れたと伝わります。国道228号沿いの道の駅「しりうち」は、2014年に廃止されたJR知内駅の跡地付近に建つ、新幹線の見える休憩所です。
知内は道内一のニラの産地で、ブランド名は「北の華」。津軽海峡で外洋養殖するカキも町の特産で、冬が旬です。物産館の野菜は値段が手ごろで、地元の人の買い物にも使われています。
基本情報
| 所在地 | 北海道上磯郡知内町字湯の里48-13 |
|---|---|
| 標高 | 約35m |
| 面する道路 | 国道228号 |
| 営業時間 | 4〜10月 8:30〜18:00/11〜3月 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 11〜3月の月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
| 駐車場 | 普通車49台・大型2台 |
| RVパーク | 併設なし |
| EV充電 | あり(北の道の駅の記載。種類は要確認) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り:知内温泉 ユートピア和楽園(約4km) |
| 電話 | 01392-6-2270 |
| 公式サイト | 北の道の駅(公式) |
アクセスと立地
函館市街から国道228号を松前方面へ、車で1時間10分ほど。知内の市街を過ぎ、道が海岸から離れて山あいに入ったところにあります。知内の中心部からは7〜8km離れた湯ノ里地区で、周りは民家の少ない静かな一帯です。
4〜10月は無休ですが、11〜3月は月曜が休みで、閉店も17時と早まります。冬に通るなら曜日と時間を確かめておくと安心です。
新幹線展望塔と青函トンネル
敷地に立つ新幹線展望塔は、北海道新幹線の開業に合わせて建てられた高さ約14mの塔です。エレベーターで2階と屋上に上がれ、利用時間は物産館と同じです。すぐ近くを通る線路は新幹線と貨物列車が共用する区間で、待避線で止まる貨物列車の横を新幹線が走り抜ける場面が見どころです。通過時刻表が掲示されているので、合わせて上がると待ち時間が少なくて済みます。冬はイルミネーションが灯ります。
青函トンネルの北海道側の出入口は、ここから松前方向へ車で1分ほど。国道沿いに町観光協会の撮影台があり、約700m先のトンネル口から列車が顔を出す瞬間を正面から狙えます。
直売所・グルメ
物産館にはトマトやしいたけなどの地場野菜と、ほや、一夜干しいかといった水産加工品が並びます。土産には「おっぱい饅頭」や地酒「荒神」もあります。
併設の「あすなろパン工房しりうち」(10:00〜17:00)は2019年の開業で、町内で作る米粉やニラの粉末を生地に使い、40種類以上のパンを焼いています。ソフトクリームもあります。レストランはないので、食事をしっかりとるなら木古内か知内の市街で済ませておきましょう。
車中泊メモ
駐車場は49台と小さく、区画線の引き方も少し変わっているため、大きめのクルマは空いている時間に止め位置を決めるのが楽です。線路が近く夜間も貨物列車が通るので、音が気になる人は線路から遠い側を選んでください。ごみ箱は18時に閉まります。
コンビニ(ローソン、セブン-イレブン、セイコーマート)は知内の市街地にあり、道の駅からは8km近く戻ります。夜の買い出しは先に済ませてから入るのが無難です。
周辺スポット
演歌歌手・北島三郎さんは知内町重内の出身です。町民センター2階のロビーには北島三郎ギャラリー(8:30〜17:15)があり、知内公園内の「北島三郎ふるさと公園」には2017年に建てられた芸道55周年の記念碑があります。
重内地区の重内展望台は、約3kmにわたって約500本の桜が並ぶ並木道の先にあり、春は津軽海峡と桜を一緒に見渡せます。海沿いの小谷石には、矢越岬の断崖を望むイカリカイ駐車公園(20台・無料、2026年は4月17日〜10月31日)があります。なお、矢越岬を海から見る「矢越クルーズ」は2026年2月に運航を終えました。
最寄りの温泉
道の駅と同じ湯ノ里地区、約4km先に知内温泉「ユートピア和楽園」があります。元久2年(1205年)に開いたと伝わる、北海道最古とされる温泉です。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、源泉は60.4℃の「上の湯」と49.6℃の「下の湯」の二つ。下の湯には混浴の露天風呂があります。
営業は7:00〜20:30で無休(GWやお盆などの連休は9:00〜15:00)。料金は大人800円で、2026年8月からは土日祝が1,000円に改定されています。
まとめ
展望塔に上がる前に時刻表を見て、ちょうどいい列車を待つ。その間にパンをひとつ買っておく。それくらいの寄り道がちょうどいい道の駅です。