福島町の古い地名はアイヌ語の「ホロカナイ」で、潮が入り込んで川の水が逆流する川を指したとされます。第41代・千代の山と第58代・千代の富士、2人の横綱を生んだこの町の中心部、国道228号沿いに建つのが「横綱の里ふくしま」です。
道の駅は年末年始を除いて無休で、9:00〜17:00の営業です。ただし隣の記念館は12月1日〜3月16日が冬期休館なので、横綱の展示を見るなら春から秋に合わせて訪ねてください。
基本情報
| 所在地 | 北海道松前郡福島町字福島143-1 |
|---|---|
| 標高 | 約5m |
| 面する道路 | 国道228号 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 年末年始 |
| 駐車場 | 普通車32台・大型3台 |
| RVパーク | 併設なし |
| EV充電 | なし |
| 温泉 | 併設なし/最寄り:吉岡温泉ゆとらぎ館(約5.5km・車約5分) |
| 電話 | 0139-47-4072 |
| 公式サイト | 北の道の駅(公式) |
アクセスと立地
木古内から国道228号を西へ、知内を抜けて福島町の中心部に入ったところにあります。ここから松前までは海沿いをもう一走りで、松前半島を回る途中の休憩地点になります。
駐車場は普通車32台・大型3台、建物もこぢんまりとした道の駅です。
横綱千代の山・千代の富士記念館
道の駅の隣、階段を上った先に記念館があり、入口では化粧まわしを着けて綱を締めた両横綱の銅像が迎えてくれます。館内の目玉は、2人が所属した九重部屋の稽古場を土俵ごと再現した一角です。夏には実際に九重部屋がこの町で合宿を張ります。
展示は綱や優勝トロフィー、断髪式で落とした大銀杏、千代の富士の国民栄誉賞の賞状など。千代の山が自ら筆をとった九重部屋の初代看板も残されています。開館は9:00〜17:00で、入館料は大人600円・小中高生350円。青函トンネル記念館との共通券(大人900円)もあります。
直売所・グルメ
売り場の主役は、前浜で揚がるイカを使ったスルメ、一夜干し、塩辛です。福島町の昆布も並びます。
変わり種は、津軽海峡の塩を使ったご当地の「青の洞窟サイダー」。町のまちづくり団体がコープガラナと組んで2019年に売り出した塩サイダーです。品数は多くないので、食事をとるなら町なかか、次の松前で考えておくとよいでしょう。
車中泊メモ
駐車場は平らで、改修されたトイレはウォシュレット付きです。可燃ごみの箱はないので、ごみは持ち帰りになります。海沿いに吹きさらしで建つ松前の道の駅に比べると風の当たりが弱く、雨や強風の夜はこちらのほうが落ち着いて過ごせます。
セイコーマート福島店は歩いて行ける距離にあり、食料品をまとめて買うならコープさっぽろふくしま店(約2km)が便利です。
周辺スポット
町の東部、吉岡地区には青函トンネル記念館があります。工事で使われた重機や潜水艇「くろしおII号」、体験坑道を通して、世紀の難工事といわれた建設の歩みをたどれる施設です。開館は9:00〜17:00、大人500円で、冬の休館期間は道の駅隣の記念館と同じです。
西の岩部地区からは、断崖と洞窟の海岸を小船でめぐる「岩部クルーズ(青の洞窟)」が出ています。運航は4月29日〜10月12日、所要75分で大人4,000円、原則2日前までの予約制です。途中の白符という地名は、アイヌ語の「チロプ(鳥の多い所)」に由来します。町の中心にある福島大神宮は、本州から渡った人々が伊勢の大麻をまつったのが始まりとされ、例祭は9月16日です。
最寄りの温泉
道の駅から道路で約5.5km、車で5分ほどの吉岡地区に「吉岡温泉ゆとらぎ館」があります。2024年4月に建て替えられた新しい館で、露天風呂、サウナ、水風呂がそろいます。吉岡の名のもとは、アイヌ語で「川尻の塞る川」を意味する「オムナイ」です。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性アルカリ性高温泉)で、源泉は46.1℃。営業は10:30〜21:00、月曜休み(祝日の場合は翌日)、大人400円で12歳以下は無料です。シャンプーや石けんは備え付けがないので持参してください。
まとめ
千代の富士の現役時代を覚えている人なら、再現された稽古場の土俵の前でしばらく足が止まるはずです。土産のスルメを一袋買って、次の松前へ向かいましょう。