「400年の伝統」をうたう府中味噌は、きめが細かく白い甘口の味噌です。その味噌と、江戸時代に箪笥づくりから始まった府中家具を売り込む拠点として、2016年10月22日に開いた市街地の駅です。
建物は第18回公共建築賞の優秀賞に選ばれ、カフェレストラン「一歩」のテーブルと椅子は府中の家具メーカー製。交流テラスには授乳室とキッズスペースがあります。
基本情報
| 所在地 | 広島県府中市府川町230-1 |
|---|---|
| 標高 | 約29m |
| 面する道路 | 市道 府川11号線(尾道北ICから約11km) |
| 営業時間 | 産直市場・アンテナショップ・レストラン 9:00〜17:00(レストランの17:00〜21:00は予約制) |
| 定休日 | 水曜(営業する日あり) |
| 駐車場 | 普通車33台(身障者用1台)・大型5台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速(CHAdeMO・50kW)1基・24時間 |
| 温泉 | 併設なし(最寄り=神辺天然温泉 ぐらんの湯/約12.7km・アルカリ性単純温泉) |
| 電話 | 0847-54-2300 |
| 公式サイト | 道の駅 びんご府中(全国道の駅連絡会) |
2026年9月時点の情報です。
アクセスと成り立ち
国道486号から見える市道 府川11号線沿いにあり、尾道自動車道の尾道北ICからは国道486号で約11km、約15分です。2016年5月の第45回で登録されました。高速バスと路線バスののりばもあります。2019年2月には「ひろしまサイクルおもてなしスポット」に登録されました。
駐車場は普通車33台・大型5台と小さめです。東隣は1985年開業の府中天満屋です。その2階には、市の子育て支援施設「i-coreFUCHU」(9時〜20時)が入っています。
府中味噌とアンテナショップ
府中味噌は、芦田川流域の米と県北の大豆でつくられます。江戸時代の天和年間に大戸久三郎が初めて造ったという説があり、福山藩主への献上品になりました。今も浅野味噌、1872年創業の金光味噌、本家中村屋の蔵が残ります。
アンテナショップには、味噌のほか木工品と繊維製品が並びます。府中家具は1704年、内山円三が大坂で箪笥づくりを覚えて帰ったのが始まりで、大正元年からの7年ほどで生産量が約3倍に伸び、1965年には岡本太郎が産地のシンボルマークを手がけました。約110㎡の産直市場には地元の野菜が並びます。
府中焼き
府中の町の味が、ひき肉を入れて焼くお好み焼き「府中焼き」です。ひき肉から出る脂で麺がパリッと揚げ焼きになるのが特徴で、「府中焼き」の名は2006年に府中商工会議所がつけました。それまでは「そば肉玉」と呼ばれていた料理です。
車中泊メモ
駐車場が満車のときは、近くの臨時駐車場に回ります。すぐ隣の天満屋の1階にスーパーのハピーマートがあり、食料の買い出しに困りません。急速充電器は24時間使えます。
周辺スポット
約1.0kmの「恋しき」は、1872年創業の旅館「玉乃家」だった建物で、国の登録有形文化財です。1918年につくられた池泉回遊式の庭を9時〜17時に無料で見学でき、2024年4月3日には完全予約制の料亭「So/Koishiki」が開きました。
市内の府中市歴史民俗資料館は、1903年に完成した旧芦品郡役所の建物です。1階は飛鳥〜平安時代にあった備後国府の展示で、古代の衣装も試着でき、10時〜17時、入館無料、月曜が休みです。約27.8km北の上下町は、江戸時代に石州街道の宿場町で、代官所が置かれて「上下銀」が流通した町。白壁の町並みに上下キリスト教会が建ち、上下歴史文化資料館(入館無料・月曜休み)では田山花袋が泊まった座敷が復元されています。南西へ約12.0kmで道の駅 クロスロードみつぎです。
最寄りの温泉
府中市内で日帰りの天然温泉は見当たらず、いちばん近いのは約12.7kmの神辺天然温泉 ぐらんの湯です。フジグラン神辺の中にあり、地下約1,000mから湧く源泉26.6℃のアルカリ性単純温泉をかけ流しています。2026年5月1日の改定で大人は平日900円、土日祝950円(別に入湯税50円)、小学生以下500円になりました。9時〜24時(受付23時まで)と遅くまで入れます。
まとめ
白い味噌を一袋と、家具の町の木工品を手に取る。上下の白壁の町並みへ向かう前にも、寄っておきたい駅です。