奥津の温泉街を見下ろす高台にある駅です。駅に浴場はありませんが、坂を下りれば足元から湯がわく宿や日帰り湯まですぐ。売店の看板商品は、この地域だけで育つ唐辛子「姫とうがらし」です。
姫とうがらしを使った「辛美人」シリーズのドレッシングや七味が並び、好みの配合で七味をつくる体験もできます。
基本情報
| 所在地 | 岡山県苫田郡鏡野町奥津463 |
|---|---|
| 標高 | 約391m |
| 面する道路 | 国道179号(院庄ICから約25分) |
| 営業時間 | ふるさと物産館 9:00〜17:00/お食事処てっちりこ 11:30〜14:30 |
| 定休日 | 水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
| 駐車場 | 普通車108台・大型6台・身障者用4台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速(CHAdeMO・50kW)1基・24時間 |
| 温泉 | 併設なし(最寄り=名泉鍵湯 奥津荘/約0.5km・アルカリ性単純泉) |
| 電話 | 0868-52-7178 |
| 公式サイト | 道の駅 奥津温泉(全国道の駅連絡会) |
2026年9月時点の情報です。
アクセスと成り立ち
国道179号に面し、中国自動車道の院庄ICから約25分です。1999年8月の第15回登録で道の駅になりました。標高は約391mで、温泉街までは歩いて5分ほどです。
駅の売店「ふるさと物産館」は、NPO法人てっちりこが営んでいます。
姫とうがらしとお食事処
姫とうがらしは日本古来の唐辛子で、奥津地域の固有種です。大ぶりの赤い実で、辛さが少し遅れて丸く広がります。収穫は8月下旬から11月中旬で、てっちりこが2004年秋ごろから加工品にしてきました。辛美人シリーズは石臼挽きの一味、七味、醤油、味噌、ドレッシングのほか、藁で1本ずつ結んだ飾りの「藁ない唐辛子」もあります。七味づくりは瓶入りで400円です。
産直には約120人の地元の生産者が朝採りの野菜や山菜を出し、川魚のあまごの塩焼きと甘露煮も並びます。
お食事処てっちりこで人気なのは辛みそラーメン(800円)です。てっちりこラーメン(900円)は姫とうがらしを練り込んだ麺に胡麻風味のスープを合わせ、平日は1日10食のおふくろ定食(980円)もあります(2025年7月時点)。月・火曜は食堂を休んで弁当を売る形でしたが、2026年4月からは麺類に限って昼の営業を再開しています。
車中泊メモ
駐車場は平らで停めやすい一方、大型車の区画の近くは、日によって騒がしくなります。トイレは24時間使えて温水洗浄便座つき。急速充電器も24時間です。
コンビニまでは約6km、スーパーまでは約20km離れています。日帰り湯の花美人の里までは約800m歩けますが、帰りは上り坂です。
周辺スポット
奥津渓は、温泉街から約3km下流、駅から道路で約2.7kmの渓谷です。昭和初期に国の名勝に指定され、天狗岩や琴渕、鮎返しの滝など八つの景勝があります。いちばんの見どころの臼淵の甌穴は、大きいもので東西約4.5m、深さ約2mあります。整備された遊歩道は大釣温泉から臼淵の甌穴までの約800mで、紅葉は10月下旬から11月中旬です。
駅から南へ約10.5km下ると、苫田ダムの奥津湖があります。案内所の「みずの郷奥津湖」は2025年5月2日にリニューアルし、モンベル鏡野店が同時に開きました。9時〜17時、火曜休みです。
国道179号を北へ約13.3km上ると、日本で初めてウラン鉱床が見つかった人形峠に、無料の展示館「人形峠アトムサイエンス館」があります(10時〜16時・水木曜休み)。
最寄りの温泉
奥津温泉は、湯郷・湯原と並ぶ美作三湯の一つです。歴史は戦国時代にさかのぼり、江戸時代に湯治場として開発され、大正期に温泉街になりました。1962年の映画『秋津温泉』の舞台となり、棟方志功も逗留しています。奥津橋のたもとの河原では、熊や狼を見張りながら立って洗濯した名残の「足踏み洗濯」が、3〜11月の日曜(不定期)と祝日の朝9時から約15分披露されます。
いちばん近いのは約0.5kmの名泉鍵湯 奥津荘で、アルカリ性単純泉(pH9.3・42.6℃)が湯船の足元からわきます。日帰りは大人1,000円、10時45分〜14時30分で、休みは不定期です。
約0.7kmの奥津温泉 花美人の里は、アルカリ性単純温泉(39℃)で、2026年6月1日から大人940円。10時〜19時、木曜が休みで、シルク風呂や露天、サウナがあります。家族風呂は2025年1月31日から休止中です。
まとめ
高台で唐辛子の品を選び、坂を下りて足元湧出の湯へ。秋は奥津渓の紅葉まで足を延ばしたい駅です。