兵庫県姫路市には、日本が誇る世界遺産の名城と、懐かしい玩具の世界に浸れる博物館があります。今回は、美しい白鷺城の異名を持つ「姫路城」と、日本の玩具文化を深く知ることができる「日本玩具博物館」をご紹介します。
姫路城:白亜の美城が語る400年の歴史


天守からの眺望と優美な姿
姫路城は1993年に日本初の世界文化遺産に登録された、現存12天守の一つです。その白漆喰の美しい外観から「白鷺城」とも呼ばれ、桃山時代から江戸時代初期にかけての建築技術の粋を今に伝えています。
天守閣は地上6階・地下1階の木造建築で、最上階からは姫路市街を一望できます。春には桜が咲き誇り、城郭と桜のコントラストが絶景を演出します。


巧妙な防御システム
城内を歩くと、敵の侵入を防ぐための巧妙な仕掛けが随所に見られます。複雑に入り組んだ通路、狭間(はざま)、石落とし、そして有名な「姫路城の構造模型」が展示されており、当時の築城技術の高さを実感できます。


特に印象的なのは、城の内部に展示されている精巧な木組み構造です。釘を一本も使わない伝統的な日本建築の技法により、400年以上の時を経ても堅牢さを保っています。


基本情報
- 住所: 兵庫県姫路市本町68番地
- 標高:海抜 約46m
- 営業時間: 9:00~17:00(夏期は18:00まで)
- 入場料: 大人1,000円、小中高生300円
- 休城日: 12月29日・30日(令和7年度は、12月27日、および28日も臨時休城)
- 駐車場: 近隣の駐車場へ(姫路城の周囲にあります)
- アクセス: JR姫路駅から徒歩20分、バス5分
- 電話:079-285-1146
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プラスコード:RMQV+QH 姫路市、兵庫県
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日本玩具博物館:懐かしい玩具の世界へタイムスリップ


多彩な展示が語る玩具の歴史


姫路市郊外にある日本玩具博物館は、江戸時代から現代までの日本の玩具をはじめ、世界160の国の玩具資料、約9万点を収蔵する、開館50年を迎えた玩具専門の私立博物館です。白壁の美しい建物6棟に分かれて展示されており、それぞれ異なるテーマで玩具の世界を紹介しています。


見どころ豊富な常設展示


1号館・2号館:近現代の玩具 昭和から平成にかけての懐かしいおもちゃが展示されています。仮面ライダーシリーズ、ウルトラマン、様々なロボット玩具など、多くの人が子供時代に親しんだアイテムが所狭しと並んでいます。


3号館:ミュージアムショップ、プレイコーナー


4号館:1F 日本の郷土玩具 全国各地の郷土玩具が地域別に展示されています。木製の船の玩具、カラフルなこけし、精巧な折り紙細工など、手作りの温もりを感じる品々が並びます。 2F 世界の民族玩具
5号館:ランプの家


6号館:ひな人形と武者人形 春の雛祭りシーズンには豪華絢爛な雛人形が、5月には凛々しい武者人形が展示されます。江戸時代から昭和にかけての人形の変遷を通じて、日本の文化史を垣間見ることができます。
体験コーナーも充実
館内では昔ながらの遊び道具を実際に手に取って遊ぶことができるコーナーもあり、竹とんぼ、お手玉、けん玉などで童心に返って楽しめます。


展示品が多くブログではほとんど紹介できてないのがとても残念です。とにかく、すごい量です。!(^^)!
基本情報
- 住所: 兵庫県姫路市香寺町中仁野671-3
- 標高: 約50m
- 営業時間: 10:00~17:00
- 入館料: 大人600円、高大生400円、子供200円
- 休館日: 水曜日
- 駐車場: 無料30台
- 電話: 079-232-4388
- アクセス: JR溝口駅からバス約15分
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プラスコード:WP5W+24 姫路市、兵庫県
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姫路観光のおすすめルート
両スポットを効率よく巡るなら、午前中に姫路城を見学し、午後から日本玩具博物館を訪れるコースがおすすめです。姫路城から玩具博物館までは車で約30分。姫路駅周辺でランチを楽しんでから移動するのも良いでしょう。
旅の準備アドバイス
姫路城は階段が多く、天守最上階まで登るのは体力が必要です。歩きやすい靴と服装でお出かけください。日本玩具博物館では、懐かしい玩具に出会えるので、カメラをお忘れなく。
姫路城で日本建築の美と武士の精神を、日本玩具博物館で童心と文化の変遷を感じる、充実した姫路観光をお楽しみください。歴史と文化が息づく姫路で、きっと素敵な思い出を作ることができるでしょう。
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