「きなんせ」は鳥取の言葉で「おいでください」。春はモサエビ、夏は岩ガキ、秋は赤カレイ、冬は松葉ガニと、地元の海の幸が季節ごとに売り場の主役を入れ替える道の駅です。2015年7月に開業しました。
鮮魚は「魚跳屋」、海鮮料理は村上水産の「かに甲羅庵」、定食と喫茶は「いわみのおばちゃん家」が受け持ちます。同じ敷地にローソンもあり、EV充電はCHAdeMOの中速20kWが2基、24時間使えます。
基本情報
| 所在地 | 鳥取県岩美郡岩美町新井337-4 |
|---|---|
| 標高 | 約4m |
| 面する道路 | 国道9号(山陰近畿道 岩美ICから約1km) |
| 営業時間 | 物産館9:00〜19:00(1〜2月は18:00まで)/かに甲羅庵 平日10:30〜14:30・土日祝は17:00〜20:30も/いわみのおばちゃん家 ランチ11:00〜14:00(土日祝は14:30まで) |
| 定休日 | 1月1日(かに甲羅庵は水曜、いわみのおばちゃん家は12月31日〜1月3日と1・2月の木曜) |
| 駐車場 | 普通車65台(身障者用2台)/大型8台 |
| RVパーク | なし(RVパーク大谷海岸まで4.5km) |
| EV充電 | あり(CHAdeMO 中速20kW×2基・24時間) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=岩井ゆかむり温泉 共同浴場(3.9km・硫酸塩泉) |
| 電話 | 0857-73-5155 |
| 公式情報 | 全国「道の駅」連絡会(きなんせ岩美) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
国道9号に面し、山陰近畿道の岩美ICからは約1km。JR岩美駅からはバスで約9分で、構内にバス停があります。道の駅の登録は開業3か月前の2015年4月で、駐車場とトイレは国が、物産館は岩美町が整えました。
直売所・グルメ
鮮魚の売り場「魚跳屋」には、その季節に揚がった魚と、するめの糀漬けやハタハタの南蛮漬けといった加工品が並びます。物産館には農作物と精肉のコーナーもあります。冬に並ぶ松葉ガニ(ズワイガニ)は、鳥取県が漁獲量全国1位を誇る魚介で、2024年の水揚げは564tでした。
座って食べるなら2つの店があります。村上水産の「かに甲羅庵」は、以前は「海陽亭」という名前だった海鮮レストランで、平日は昼だけ、土日祝は夜も開きます。軽食堂の「いわみのおばちゃん家」は浦富海岸の名勝にちなむ千貫松カレー(620円)が名物で、刺身定食も800円で食べられます。同じ店の岩美ブルーカレーは、日本郵政グループの企画「全国カレー祭り」で2024年度下半期に4,800個を売り、全国1位になりました。
車中泊メモ
駐車場は普通車65台・大型8台で、広くて出入りしやすく、トイレもきれいです。敷地のローソンは24時間営業なので、夜遅く着いても飲み物や朝食が手に入ります。EV充電器は雪よけのシャッターの中にあり、使い終わったら自分で閉めておきます。焚き火をしながら泊まりたいなら、4.5km西のRVパーク大谷海岸があります。
周辺スポット
浦富海岸は約15kmにわたるリアス式の海岸で、1928年に国の名勝と天然記念物に指定されました。大小の島と洞門が続き、「日本の渚百選」にも入っています。道の駅から4.9kmの乗り場を出る遊覧船は、小型船「うらどめ号」が大人2,500円・約50分で、2026年は10月12日まで毎日、9時から15時の毎正時に出ます。
船から見える千貫松島は、鳥取藩2代藩主の池田綱清が「銀千貫を出しても惜しくない」とほめた松がのる小島で、今の松は2代目です。陸から地形のなりたちを知るなら、道の駅から4.4kmの「山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館」へ。入館無料で9時から17時まで、月曜と祝日の翌日が休みです(7月20日〜8月31日は毎日開館)。
最寄りの温泉
岩井温泉は開湯からおよそ1,200年とされる古い湯で、湯かむり唄に合わせて柄杓で湯をたたき、頭に湯をかける「湯かむり」の風習が残り、国民保養温泉地にも選ばれています。道の駅から3.9km、車で約6分の岩井ゆかむり温泉 共同浴場は硫酸塩泉で、大人380円、6時から22時まで。6月と11月の設備点検日のほかは休みがありません。
昼どきなら、同じ温泉街の岩井屋も日帰りで入れます。カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉が足元から湧く「長寿の湯」で、大人1,000円、12時から14時まで(受付13時30分まで)。火・水・木曜は日帰りの受け付けがありません。
まとめ
地魚を買い、岩井温泉で温まり、季節が合えば遊覧船で海から島めぐりをする。どれも道の駅から5km足らずの範囲にそろっているので、岩美で半日過ごすなら、ここを起点にすると動きやすくなります。