「てっくい」は、この地方の言葉でヒラメのこと。せたな町大成区、国道229号の追分ソーランライン沿いに建ち、目の前に日本海が広がります。ヒラメのマスコット「てっ平くん」と「ひららちゃん」が迎える、1995年登録の道の駅です。
国道を挟んだ向かいが平浜海水浴場で、海開きの期間はコインシャワーが使えます。西向きの海岸なので、晴れた夕方には水平線に日が沈み、沖に奥尻島が見えることもあります。
基本情報
| 所在地 | 北海道久遠郡せたな町大成区平浜378 |
|---|---|
| 標高 | 約27m |
| 面する道路 | 国道229号(追分ソーランライン) |
| 営業時間 | 4〜10月 9:00〜17:00/11〜3月 9:00〜16:00 |
| 定休日 | 年末年始(12/30〜1/3) |
| 駐車場 | 普通車102台・大型16台 |
| RVパーク | 併設なし |
| EV充電 | あり |
| 温泉 | 併設なし/最寄り:貝取澗温泉 公営温泉浴場(あわび山荘・約3.8km) |
| 電話 | 01398-4-6561 |
| 公式サイト | 北の道の駅(公式) |
アクセスと立地
八雲町熊石から国道229号を北へ約20km、海岸線に奇岩が続く区間を抜けたところにあります。北へ進めば太田山神社を経て、せたな町の北檜山・瀬棚へ続きます。
大成の名は、1955年に久遠村と貝取澗村が合併して大成村ができたときに付けられたものです。旧村名の久遠(くどう)は、アイヌ語の「クウントゥ(弓を置く崎)」や「クンネエトゥ(黒い岬)」などが由来とされ、諸説あります。
平浜の海とてっくいのつかみ取り
駐車場からの眺めは、岩が点々と立つ日本海そのものです。海水浴場は道の駅から歩いてすぐで、夏は海に入る家族連れのクルマで駐車場がにぎわいます。開設の有無や期間は年によって変わるので、泳ぐつもりなら事前に町へ確かめてください。
毎年7月最後の土曜には、近くの久遠漁港で「がっぱり海の幸フェスタ」が開かれ、ヒラメ(てっくい)のつかみ取りやアワビのもちまきがあります。2025年は7月26日に開かれました。
直売所・グルメ
売店は小ぶりで、レストランはありません。そのぶん地元の品に絞られていて、7回振ってから飲む地元牧場の濃いヨーグルトや、有機アイスクリーム、無添加のプリンがよく売れています。
水産加工品は、ほっけの開きやたこ三升漬、岩のり、塩うに、鮭とば、天然ふのりなど。土産には、近くの親子熊岩にちなんだ「親子熊羊かん」や、せたな町のキャラクター「セターナちゃん」のグッズもあります。
車中泊メモ
駐車場は平らで広く、夜は人が少なく静かです。トイレは以前は和式だけでしたが、改装されて温水洗浄便座付きになりました。給水設備はなく、夏は虫が多めです。
近くにコンビニはなく、旧大成町の中心・宮野にあるセイコーマート大成店がいちばん近い店です。食料と燃料は、熊石か北檜山を通るうちに用意しておきましょう。
周辺スポット
熊石寄りの長磯海岸は、約5kmにわたって奇岩が続く「奇岩ロード」です。その途中の親子熊岩は、嵐で飢えた親子の熊が海に沈み、海の神が岩に変えたという伝説の岩で、熊石側から見ると熊の形がよくわかります。道の駅から車で約15分、駐車場は8台ほどで、トイレはありません。
北へ約12km(車で約14分)の太田山神社は、嘉吉年間(1441〜43年)の創建と伝わる神社です。本殿までは約705m。登り始めは約40度の急な石段で、最後は長さ16mの鉄橋と7mの鎖を伝い、岩穴の中の本殿にたどり着きます。登りに70〜100分かかり、ヒグマやマムシに出会うこともあるので、山歩きの支度をしてから向かってください。さらに約33km北の瀬棚には、高さ約30mの岩が3本並ぶ三本杉岩があります。
最寄りの温泉
いちばん近いのは、約3.8km(車で約3分)の「貝取澗温泉 公営温泉浴場」で、あわび山荘に併設されています。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)、源泉53℃のかけ流しで、鉄分による赤茶色の析出物がついた内湯と露天風呂があります。大人450円、9:00〜20:00(夏は21時まで)です。
夏から秋なら、約6.8km奥の山中にある無人の露天風呂「湯とぴあ臼別」も候補です。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(源泉54.3℃)で、清掃協力金100円、利用は7:00〜19:00(月曜午後と金曜午前は清掃)。国道から臼別川沿いに入る3.2kmのうち約2kmが未舗装で照明もないので、明るいうちに行ってください。冬は閉鎖されます。
まとめ
売店でヨーグルトを買って、日が沈むまで海を眺める。予定を詰め込まずに過ごすのが似合う道の駅です。