岩内の地名は、アイヌ語の「イワウナイ(硫黄・沢)」に由来するとされますが、「山の川」とする説などもあり、はっきりしていません。道の駅いわないは、1985年に廃止された国鉄岩内線の岩内駅の跡地に建っています。
道路を挟んだ向かいに木田金次郎美術館があり、道の駅に車を置いたまま歩いて行けます(約230m)。有島武郎の小説『生れ出づる悩み』のモデルになった画家の美術館です。
基本情報
| 所在地 | 北海道岩内郡岩内町万代47-4 |
|---|---|
| 標高 | 約4m |
| 面する道路 | 道道岩内港線(国道229号・276号の分岐の近く) |
| 営業時間 | 4〜10月 9:00〜18:00/11〜3月 9:00〜17:00(資料により17:30) |
| 定休日 | 11月〜4月下旬の月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
| 駐車場 | 普通車94台・大型8台(数か所に分散) |
| RVパーク | 併設なし |
| EV充電 | 記載なし(北の道の駅・全国道の駅連絡会とも) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り:いわない温泉 おかえりなさい・サンサンの湯(ともに約4.7km・車約6分) |
| 電話 | 0135-63-1155 |
| 公式サイト | 北の道の駅(公式) |
アクセスと立地
積丹半島の西の付け根、岩内の市街の港に近い万代地区にあります。日本海沿いを行く国道229号と、ニセコ・倶知安へ向かう国道276号が分かれるあたりで、1993年4月に全国で最初に登録された道の駅のひとつです。
駅の跡地には道の駅と岩内バスターミナル(中央バス・ニセコバス)が並び、岩内駅の記念碑が残っています。岩内は北海道のスケトウダラ延縄漁の発祥の地とされ、大正11年に下田喜久三博士がアスパラガスの栽培に成功した「日本のアスパラガス発祥の地」でもあります。
たら丸館と木田金次郎美術館
駅舎は「ガイドセンターたら丸館」という名で、観光案内所と物産コーナーを兼ね、年に10万人以上が訪れます。名前の元になった町のマスコット「たら丸」はスケトウダラがモチーフで、1985年8月9日生まれ。双子の妹は、たらこの別名から取った「べに子」です。
向かいの木田金次郎美術館は1994年の開館です。木田金次郎(1893〜1962)は漁業に携わりながら岩内を離れずに絵を描き続けた画家で、その作品を集めています。10:00〜18:00(入館は17:30まで)、月曜休館(祝日の場合は翌日)、12月〜3月は冬期休館。一般600円で、高校生以下は無料です。2026年は10月1日〜18日に枝元善藏展が開かれ、11月3日は無料開放日です。
直売所・グルメ
物産コーナーは広くありませんが、水産加工品、岩内産の酒米で仕込んだ日本酒、クラフトビール、菓子、季節の野菜が並びます。定番は岩内産のたらこで、前浜で揚がったスケトウダラの卵をその日のうちに取り出して加工したものです。地元のIWANAI BREWERYには、岩内産のホップを使ったビールもあります。
道の駅に食事の店はありません。海鮮丼なら、近くのタラ丸市場にある「お食事処 海鮮屋」でたらこ丼などが食べられます。営業は4月中旬から秋までの7:00〜15:00で、11〜3月は閉まります。
車中泊メモ
駐車場は駅舎の裏、交番の前、バスターミナルの向こう側などに分かれていて、案内もわかりにくい造りです。24時間使えるトイレは駅舎の中ではなく、道路を挟んだ「マリンスポットさわやか」の建物(美術館寄り)にあるので、泊まるならその近くに止めると夜中に歩かずに済みます。周りは住宅と商店の並ぶ市街地で、夜は国道から離れているぶん静かです。
約650mにセイコーマート岩内万代店、約1kmにスーパーのラッキー岩内店(9:00〜21:00)があり、同じ万代地区にガソリンスタンドもあります。買い出しに困ることはありません。
周辺スポット
温泉街の奥、野束にある円山展望台(標高232m)からは、岩内の街並みと積丹半島が見渡せます。無料で使える大型望遠鏡と三十三観音の遊歩道があり、2018年には日本夜景遺産(自然夜景遺産)に選ばれました。開放は4月下旬〜11月中旬で、冬は閉鎖されます。
アスパラガス発祥の地の記念碑は、高台地区の岩内協会病院の角地にあります。国道229号を南へ向かえば、切り立った崖と奇岩が続く雷電海岸です。ニセコ積丹小樽海岸国定公園に含まれる海岸で、ドライブにはこちらの方角がおすすめです。
最寄りの温泉
いわない温泉の2軒が、どちらも約4.7km(車で約6分)です。「いわない温泉 おかえりなさい」は、泉質がナトリウム-塩化物泉(高張性中性高温泉)で、52.2℃の源泉を毎分300Lかけ流しています。日〜金は10:00〜21:00、土曜と祝前日は10:00〜15:00、第2火曜休み(月により第4火曜)、大人1,000円です。
料金を抑えるなら「サンサンの湯」へ。ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性高温泉)の黄金色のにごり湯を、源泉100%かけ流しで使っています。9:00〜21:00(最終受付20:30)、不定休、大人600円。もう少し先の「いわない高原ホテル」(約5.3km、15:00〜21:00、大人1,000円)は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉です。
まとめ
美術館で絵を見て、たらこを買い、夕方はにごり湯へ。車を動かすのは温泉に行くときだけで済む、歩いて回れる港町の道の駅です。