厚沢部の地名はアイヌ語に由来し、「ハチャム(紅粉ひわに似た小鳥)」が多くいた沢からとも、「アッ・サム(ニレの皮を干す所)」からともいわれ、はっきりしていません。江差から国道227号を函館方面へ約9km、町の中心にある道の駅です。
2026年10月8日、売り場を広げた新しい物産センターが開業します。移転準備のため9月28日から10月7日までは物産センターが休みになりますが、その間も駐車場とトイレ、隣の「ASSAN」は使えます。駐車場の拡張やドッグランの新設も予定されています。
基本情報
| 所在地 | 北海道檜山郡厚沢部町緑町72-1 |
|---|---|
| 標高 | 約38m |
| 面する道路 | 国道227号 |
| 営業時間 | 5〜10月 8:30〜18:00/11〜4月 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 年末年始(12/30〜1/5) |
| 駐車場 | 普通車73台・大型8台 |
| RVパーク | 併設なし |
| EV充電 | あり(急速・普通) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り:上里温泉(上里ふれあい交流センター・約2.8km)、俄虫温泉旅館(約3.2km) |
| 電話 | 0139-64-3738 |
| 公式サイト | 北の道の駅(公式) |
アクセスと立地
江差の市街から国道227号を東へ、車で10分ほどです。函館方面からは中山峠を越えて日本海側へ下りてくる道の途中にあたり、檜山地方に入って最初の道の駅になります。
1995年に登録された道の駅で、駅舎は地元産のヒノキアスナロ(ヒバ)で建てられています。2012年のリニューアルで売り場が広がり、トイレ棟は2021年に新しくなりました。
メークイン発祥の町
メークインが日本で初めて試作されたのは、厚沢部町にあった北海道庁桧山農事試作場で、町は大正14年(1925年)としています。役場の北西、JA厚沢部支店の裏には1976年に建てられた「メークイン発祥の地」の碑があり、道の駅から約1.2kmです。碑文には「昭和九年」と刻まれていて、町の説明とは年が違います。
「あっさぶメークイン」は地域団体商標として出願された町のブランドです。物産センターの軽食コーナーでは、揚げたての「ひこま豚メークインコロッケ」や、あげいもが食べられます。
直売所・グルメ
2022年8月に開業した「ASSAN(アッサン)」には、直径約10mの円形空間に2面のLEDスクリーンを並べた「道の駅シアター」(9:00〜17:00)があり、厚沢部の四季や箱館戦争を題材にした映像を上映しています。同じ建物に、焼きたてパンの「アッサンベーカリー」と、麺類や定食、ネパール人シェフのカレーを出す食堂「味処停車場」が入っています。
物産センターには地元の野菜のほか、黒豆茶や揚げ干し餅「こうれん」が並び、濃い味のソフトクリームも人気です。野菜は午後には売り切れることが多いので、目当てなら午前中に寄るのが確実です。
車中泊メモ
夜は車中泊のクルマが少なく、静かに過ごせます。植え込みが減って駐車場の見通しがよくなりました。道南の内陸でEV充電器がある道の駅は少ないので、電気自動車ならここで補充しておくと安心です。
約650m先にセイコーマート ヤマコこばやし店、約1.1kmにセブン-イレブン厚沢部町店があり、食料をまとめて買うなら約1.4kmのAコープ あっさぶ店が便利です。町内にはガソリンスタンドも3軒あります。
周辺スポット
道の駅から歩いて5分ほどの「レクの森(土橋自然観察教育林)」は、約90haの町有林です。ヒバが自生する北の端とトドマツが自生する南の端が重なる森で、約560種の植物が育ちます。2026年度は4月24日から11月24日まで開いていて、フリーテントサイトは無料。ペット連れと焚き火はできません。
約14.5km(車で約13分)の館城跡は、明治元年に松前藩が築いた日本最後の和式の城です。藩主の入城からわずか12日後に、旧幕府軍の攻撃で落城しました。さらに奥の鶉ダム(約18km)のほとりには、オートキャンプ場「ハチャムの森」があります。
最寄りの温泉
いちばん近いのは、約2.8km(車で約5分)の「上里温泉(上里ふれあい交流センター)」です。泉質は単純温泉(弱酸性・低張性・低温泉)で、ぬるい源泉を加温しています。内湯のほか露天風呂とサウナ、水風呂もあり、中学生以上400円、13:00〜20:00、月曜定休です。
すぐ隣の「俄虫温泉旅館」(約3.2km)も日帰り入浴ができ、10:00〜21:00(不定休)、大人400円。上里温泉が休みの月曜や、20時を過ぎたときはこちらへ回れます。町内の「うずら温泉」(約9.7km)は、温泉の改修で2026年11月1日から2027年2月15日まで日帰り入浴を休む予定です。
まとめ
この秋、新しい物産センターができて道の駅の顔が変わります。メークインの碑まで足を延ばして、帰りにコロッケを一つ。それだけでも寄る理由になる町です。