春の約1か月だけ寿都湾でとれるコウナゴの稚魚を、水揚げしてすぐ醤油と水飴で炊く「生炊きしらす佃煮」が看板の道の駅です。寿都の名は、アイヌ語のシュプキペツ(川の名)に由来するとされます。
1階が売店、2階が休憩コーナーとキッズスペースで、窓から隣の寿都漁港を見渡せます。運営は一般社団法人寿都観光物産協会で、スタンプは定休日でも24時間押せます。
基本情報
| 所在地 | 北海道寿都郡寿都町字大磯町29-1 |
|---|---|
| 標高 | 約5m |
| 面する道路 | 道道9号(寿都黒松内線) |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(飲食はラストオーダー16:30)※2026年4月から当面の短縮営業 |
| 定休日 | 毎週月曜(祝日の場合は翌日)・12月31日〜1月1日 |
| 駐車場 | 普通車39台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 設置の案内なし |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=寿都温泉ゆべつのゆ(約7.0km・含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉ほか) |
| 電話 | 0136-62-2550 |
| 公式サイト | 北の道の駅(みなとま〜れ寿都) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
道道9号寿都黒松内線に面し、寿都漁港のすぐ隣に建っています。道の駅 くろまつないからは約22.9km、車で20分あまりです。
2008年4月17日に道内103番目の道の駅として登録されました。
ニシンと風の町の歩み
寿都の名は1604年の記録にすでに「スッツ」として現れ、町の開基は1669年です。1850年に佐藤伊三右衛門がニシン漁の建網を設け、町は「鰊建網発祥の地」を名乗っています。かつては寿都と黒松内の間を、1920年10月に開通した鉄道が走っていました。
もうひとつの顔が風です。春から秋に吹く強い風「だし風」を使い、1989年に町営の風力発電所が完成しました。いまは町内で11基が回っています。
直売所・グルメ
売店の佃煮は加工するメーカーごとに味が違い、道の駅限定の20gの小さなパックもあります。棚には寿都の水産加工品や、寿都産のだし昆布・はちみつが並びます。
飲食コーナーの看板は、寿都産ホッケの蒲焼きを鉄板ごはんにのせた「寿都ホッケめし」(刺身・小鉢・汁物付き1,280円・2026年2月末時点)です。寿都と島牧の岩のりを2段に重ねた「海苔だんだん」(1,300円)、「船澗弁当」(700円)もあります。
大型連休には「みなとま〜れGW海鮮屋台」が開かれ、2025年は寿都産の牡蠣「寿かき」に行列ができ、寿都産コウナゴの生しらす丼が再び登場しました。
車中泊メモ
駐車場は普通車39台と小さめで、大型車の区画は北海道の道の駅の公式サイト「北の道の駅」の案内にありません。人手不足のため2026年4月1日から閉館が17時になり、6月9日からは月曜だけが定休です。夕方に着くと売店はもう閉まっているので、買い物は昼のうちに済ませます。
急速充電器は町内になく、いちばん近い隣町の道の駅にある充電器も2025年11月17日から機器入れ替えで休止しています。
周辺スポット
寿都町と島牧村の境にある弁慶岬までは約5.7kmです。アイヌ語の旧名はポロ・エド(大きな鼻のような岬)で、「弁慶」はベルケイ(裂けた所)から来たとする説と、弁慶が常陸坊海尊を待ち続けたという伝説があります。岬には「望想」と刻まれた弁慶像が立ちます。
寿都町内の歌棄町有戸にある橋本家(旧鰊御殿)は、ニシン漁の仕込屋だった橋本與作が建材集めに約3年、建築に約4年をかけ、明治30年代に完成させた木造2階建てで、釘を1本も使っていません。
磯谷高原からは、寿都湾と羊蹄山を同時に見渡せます。
最寄りの温泉
いちばん近い日帰り湯は、町内湯別町の寿都温泉ゆべつのゆで、道の駅から約7.0kmです。
源泉は2本あり、含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性)は「美肌の湯」、ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性)は「癒しの湯」と呼ばれています。大人600円、10時30分〜21時、第1月曜休み(祝日は翌日)。コテージ「湯郷の宿」と食堂も併設しています。
まとめ
売店は17時に閉まるので、昼前に着いてホッケめしを食べ、買い物を済ませてから弁慶岬を回り、湯別のお湯で締める順番が回りやすいです。