七飯の地名はアイヌ語に由来するとされ、「ヌ・アン・ナイ(豊かな沢)」「ナアナイ(渓間の多いところ)」など諸説あります。国道5号沿いの峠下に2018年3月に開業した道の駅で、「なないろ」の名は、七色に光るりんごに町の魅力を重ねたものです。
隣の「THE DANSHAKU LOUNGE」には、男爵いもで知られる川田龍吉男爵ゆかりの品が約500点並び、男爵が輸入した蒸気自動車や農機具も見られます。開館は10:00〜18:00で、レストランも入っています。
基本情報
| 所在地 | 北海道亀田郡七飯町字峠下380-2 |
|---|---|
| 標高 | 約26m |
| 面する道路 | 国道5号 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00(店舗により異なる) |
| 定休日 | 年末年始(12/31〜1/3) |
| 駐車場 | 普通車148台・大型23台 |
| RVパーク | 併設なし |
| EV充電 | なし |
| 温泉 | 併設なし/最寄り:天然温泉 北湯路(北斗市・約3.5km・車約5分)、ななえ天然温泉 ゆうひの館(約4.6km) |
| 電話 | 0138-86-5195 |
| 公式サイト | 北の道の駅(公式) |
アクセスと立地
函館市街から国道5号を北へ車で約40分、新函館北斗駅からは約10分です。函館平野の北の端、大沼へ向かう峠道にかかる手前にあり、大沼公園までは約7kmです。国道と道道の交差点に建ち、すぐ近くにはハンバーガーのラッキーピエロ峠下総本店があります。
町名の七飯は、七重村と飯田村の名から一字ずつ取ったものです。道の駅の建物は平屋で、内装には七飯産の道南杉が使われ、キッズスペースやドッグランもあります。
西洋りんご発祥の町
七飯は、明治2年(1869年)にプロシア人のR・ガルトネルが大きな農場を開き、りんごやさくらんぼの種子を取り寄せて育てた土地です。農場はのちに開拓使の「七重官園」に引き継がれ、町は日本で最初に西洋りんごが栽培された可能性が高いとしています。男爵いもの川田龍吉男爵が農場を営んだのも七飯で、道の駅は「西洋式農法発祥の地」を掲げています。
直売所のりんごは時期によって20種類以上がそろい、秋から冬が本番です。りんごジュース3種を飲み比べる「ききりんごセット」(600円)もあり、町のりんごで造った「ななえりんごのクラフトシードル 2025」は、2026年のJapan Cider Awardsで二つ星を受けました。
直売所・グルメ
いちばんの名物は、北海道のご当地炭酸飲料ガラナを使った「小原のガラナソフト」(350円)です。館内の「峠下テラス」で売っていて、りんごソフトや牛乳ソフトも同じ値段で並びます。同じ店には王様しいたけコロッケ(250円)やカレーもあります。
海鮮丼の「海鮮 甲」(1,300円から)と、りんごシェイクやクレープの「NANAIRO FACTORY」も入っていて、昼どきは飲食スペースの席が足りなくなりがちです。物販は700種類以上あり、長ネギ「北の匠」や、日曜・祝日だけ数量限定で入る大沼だんごなど、七飯と大沼の品がひととおり手に入ります。
車中泊メモ
駐車場はほぼ平らで、夜も照明で明るく、車中泊のクルマは多めです。国道5号の走行音と大型車のアイドリングが夜通し続くことがあるので、大型車の区画とトイレ前を避けて止めると眠りやすくなります。ごみ箱は缶・びん・ペットボトル用だけです。
買い出しは、国道沿いのセブン-イレブン七飯バイパス店が近く、スーパーなら約4km先の魚長 桜町店(9:00〜20:00)が便利です。
周辺スポット
大沼公園では、遊覧船で湖の島々をめぐる約30分のコース(大人1,460円)が、4月中旬から12月初めまで運航しています。
函館の夜景を北側から眺めるなら、約13kmの城岱牧場展望台へ。標高550mの牧場で、ここからの夜景は「七つ星夜景」と呼ばれています。道は例年11月中旬から4月下旬まで冬期通行止めです。北斗市のきじひき高原パノラマ展望台(標高560m、約14km)からは、函館平野と大沼、駒ヶ岳が一度に見渡せます。
七飯の市街を通る国道5号には、明治9年(1876年)の明治天皇の行幸を記念して植えられた「赤松街道」が続き、1986年に日本の道百選に選ばれました。
最寄りの温泉
いちばん近いのは、北斗市側に約3.5km(車で約5分)の「天然温泉 北湯路」です。ホテル・ラ・ジェント・プラザ函館北斗の大浴場で、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(源泉73.5℃、加水・加温・循環あり)。日帰り入浴は13:00〜23:00(受付22時まで)、600円です。
約4.6kmの「ななえ天然温泉 ゆうひの館」は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で、露天風呂やサウナ、寝湯、ジャグジーがそろいます。10:00〜21:00(最終入館20:30)、無休、大人500円。昼のうちに入るならゆうひの館、夜遅くなったら23時まで開いている北湯路、と時間で使い分けられます。
まとめ
りんごの季節に寄って、品種の多さを確かめてから大沼へ抜ける。函館から北へ向かう日の、最初の寄り道にちょうどいい道の駅です。