物販も食堂も置かず、町そのものを道の駅に見立てた珍しい駅です。駅舎は水戸岡鋭治の監修。宿場町の矢掛には本陣と脇本陣が残り、どちらも国の重要文化財に指定されているのは全国でここだけです。
駐車場は39台と小さめですが平らで、CHAdeMO 50kWの急速充電器が24時間使えます。2階には建物をぐるりと一周できるデッキとキッズルーム。セブン-イレブンは300〜400m先です。
基本情報
| 所在地 | 岡山県小田郡矢掛町矢掛1988-10 |
|---|---|
| 標高 | 約21m |
| 面する道路 | 国道486号 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 12/30〜1/2 |
| 駐車場 | 39台(大型10台・小型27台・身障者用1台・EV1台) |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速(CHAdeMO 50kW)1基・24時間 |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=遙照山温泉(単純弱放射能冷鉱泉・約9.1km) |
| 電話 | 0866-63-4300 |
| 公式サイト | 道の駅 山陽道やかげ宿(矢掛町) |
2026年9月時点の情報です。
アクセスと立地
国道486号に面していて、山陽自動車道の鴨方ICから約15分、笠岡ICから約20分。井原鉄道の矢掛駅からは歩いて約10分です。開業は2021年3月。1階は観光と地域の物産を展示で紹介するフロアで、販売はしていません。
本陣と脇本陣
町並みは2020年12月23日に「矢掛町矢掛宿」として重要伝統的建造物群保存地区に選ばれました。広さは約11.5haです。駅から約400mの旧矢掛本陣石井家住宅は、旧山陽道の宿場の本陣で、屋敷地は間口約36m・奥行約90m、およそ3,300㎡あります。主屋は天保から安政年間に建て直されたもので、篤姫が嫁ぐ途中に泊まった記録が残っています。見学は大人500円で、3〜10月が9:00〜17:00、11〜2月は9:00〜16:00。月曜は休みです。
本陣から東へ400mの旧矢掛脇本陣髙草家住宅は、「大髙草」と呼ばれた金融業の旧家で、約600坪の敷地に建つ主屋など9棟が重要文化財です。公開は土日の10:00〜15:00で、大人300円です。毎年11月の第2日曜には、約80人が「したにー、したにー」と練り歩く大名行列が開かれ、姫君と奥方は公募で選ばれます。同じ日に飛脚駅伝と物産市も開かれ、大名行列は2025年で50回目を数えました。
食事と買い物は宿場町で
駅に売店がないのは、食事や買い物は町のお店を使ってもらうという考え方からです。やかげ町家交流館(10:00〜18:00)の「やかげ茶屋」ではランチを出していて、9月は「とりもも肉の塩麹焼き」が1,200円でした。
車中泊メモ
駐車場は平らですが、国道486号沿いなので夜も車の音が少し入ります。ゴミ箱は見当たりません。広い場所で泊まりたいときは、6.7km(約8分)先のRVパーク矢掛本陣憩いのキャンプ場が使えます。
周辺スポット
吉備真備公園(4.8km・約8分)は無料で9:00〜16:00に開いていて、2007年に日本の歴史公園100選に選ばれました。「囲碁発祥の地」の碑と吉備真備公の銅像があり、毎年5月5日には吉備公祭が行われます。町なかのやかげ郷土美術館は9:00〜17:00(月曜休み)、一般200円で、高校生以下は無料です。
井原市の美星天文台(10.2km・約16分)には口径101cmの望遠鏡があり、夜の観望は金〜月曜の18:00〜22:00、小学生以上300円です。昼の見学もでき、火・水曜は9:30〜16:00、金〜月曜は13:45〜16:00。木曜は休館日です。
最寄りの温泉
歩いて行ける約260m先のやかげ一譚(旧・湯の華温泉)は、2025年10月1日にリニューアルした人工温泉です。平日700円、土日祝と繁忙期は1,300円で、11:00〜20:00、火曜休み。
天然温泉に入るなら、9.1km・約16分の遙照山温泉が最寄りです。泉質は単純弱放射能冷鉱泉で、大人500円。営業は9:00〜16:00と早く閉まり、月曜と火曜は休みです。
まとめ
本陣の見学は月曜休み、脇本陣は土日だけの公開です。両方を見るなら、週末の昼前に着いて町を歩き、昼は町の食堂でとるのが無駄のない回り方です。