ウトナイの名は、アイヌ語の「ウッナイト(あばら骨・川・の沼)」に由来します。湖から流れ出る川が、勇払川の脇腹から肋骨のように突き出ていたことから付いた名です。道の駅は2009年に登録され、その湖のほとりにあります。
新千歳空港から約12km、苫小牧西港のフェリーターミナルから約10kmの距離です。飛行機やフェリーで北海道に着いた日の最初の休憩にも、帰る日の最後の買い物にも寄りやすい場所にあります。
基本情報
| 所在地 | 北海道苫小牧市字植苗156-30 |
|---|---|
| 標高 | 3m |
| 面する道路 | 国道36号 |
| 営業時間 | 3〜10月 9:00〜18:00/11〜2月 9:00〜17:00(各店舗は短め) |
| 定休日 | 年末年始(12/31〜1/2) |
| 駐車場 | 普通車93台・大型10台(運営公式は普通車92台・大型11台) |
| RVパーク | 併設なし |
| EV充電 | あり(1基) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り:天然温泉 なごみの湯(約6.5km・車約5分) |
| 電話 | 0144-58-4137 |
| 公式サイト | 北の道の駅(公式) |
アクセスと立地
苫小牧市の北の端、千歳市との境に近い植苗地区の国道36号沿いにあります。植苗の地名は、アイヌ語の「ウェンナイ(悪い川)」から来たとされ、湿地から茶色く濁った水が流れ込んでいた様子を表しています。
道の駅の登録は2009年7月で、北海道で108番目でした。道南バスの千歳空港線に「ウトナイ湖」停留所があり、クルマでなくても来られます。
展望施設と湖
2019年3月に、扇形をした3階建ての展望施設ができました。2階は湖側がガラス張りの展望ホール、3階と屋上は屋外の展望デッキで、双眼鏡も置いてあります。エレベーターで3階まで上がれ、利用は無料です。
湖は周囲9km、面積275ha、平均の深さは0.6mしかない浅い淡水湖です。1981年に日本野鳥の会が日本で最初の野鳥のサンクチュアリを開き、1991年には日本で4番目のラムサール条約湿地に登録されました。これまでに確認された野鳥は270種を超えます。秋は9月中旬から12月下旬、春は2月下旬から4月上旬が渡りの時期で、マガンは数万羽が羽を休めます。オオハクチョウは10月中ごろにやって来て、春まで残る群れもいます。
直売所・グルメ
館内は2023年3月に改装され、湖を眺めながら食べられるイートインができました。苫小牧はホッキ貝の産地で、「海鮮パーク」のほっきカレー(1,300円)が定番です。「湖畔の食堂 銀座三州屋〜楓〜」にはほっき貝の塩バターコーンらーめん(1,350円)があり、「プレジール」ではB1とんちゃんの豚まん(450円)が買えます。
アンテナショップ「ミール」には、シマエナガのグッズが500種類以上並び、目当てに来る人も多い人気の売り場です。ハスカップのスムージーやサンデー、農林海産物の直売所の野菜や切り花もそろいます。飲食の店は14時半から17時半のあいだに閉まるところが多く、定休日も店ごとに違うので、遅い時間に着くなら早めに食べておくと安心です。
車中泊メモ
運営会社は、仮眠を目的とした利用はよいが、長期滞在やキャンプ行為は控えてほしいとしています。路面は平らです。国道36号の車の音と、新千歳空港を発着する飛行機の音が夜も聞こえるので、入口近くの大型車の区画は避け、奥の駅舎前に止めると静かに休めます。
国道を挟んだ向かいにローソン苫小牧ウトナイ店(24時間)があり、隣は苫小牧の菓子店・三星のウトナイ店です。まとめ買いは約3.4kmのマックスバリュ沼ノ端店(8:00〜23:00)、給油は約4.5kmの東日本宇佐美 苫小牧SS(24時間)が便利です。
周辺スポット
歩いて3分ほどの環境省ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(9:00〜17:00、月曜休館)では、湖の鳥と湿原の生きものを展示で学べます。その前から観察路「ハクチョウの小径」を約1.5km、20分ほど歩くと、日本野鳥の会のネイチャーセンター(土日祝のみ9:30〜16:30、入館無料)に着きます。観察路は一年中歩けます。
市街の苫小牧市科学センター(約11.8km)には、旧ソ連の宇宙ステーション「ミール」の予備機が展示されています。1998年に寄贈を受けた実物で、入館は無料、月曜休館です。北へ約16kmのノーザンホースパークでは、馬とふれあえます。
最寄りの温泉
いちばん近いのは、約6.5km(車で約5分)の「天然温泉 なごみの湯」です。泉質はナトリウム-塩化物強塩泉(高張性弱アルカリ性高温泉)で、源泉は43.4℃。日〜木曜と祝日は10:00〜23:00、金・土曜と祝前日は24:00まで営業し、年中無休です。大人は平日1,000円、土日祝1,100円。
空港で時間をつぶすなら、国内線ターミナル4階の新千歳空港温泉(約12km)も使えます。ナトリウム-塩化物泉で、10:00〜翌9:00の営業、大人2,600円です。
まとめ
空港に向かう前の1時間、屋上デッキから湖を眺め、シマエナガの土産を選んで旅を締めくくる。最後に寄る道の駅として、これほど向いた場所はそう多くありません。