鎌倉時代の高僧、明恵(みょうえ)上人の生まれ故郷にある道の駅です。館内で焼く天然酵母のパンは種類が多く、値段も手ごろで、これを目当てに寄る人も多い名物。冷凍の地鶏(かしわ)も安く買えます。
売り場には季節の野菜や山菜、金山寺味噌、手作りの醤油やドレッシング、地酒が並びます。2025年11月には急速充電器(CHAdeMO・50kW)が入り、24時間使えるようになりました。
基本情報
| 所在地 | 和歌山県有田郡有田川町金屋322-1 |
|---|---|
| 標高 | 50m |
| 面する道路 | 国道480号 |
| 営業時間 | 3〜11月 9:00〜18:00、12〜2月 9:00〜17:30 |
| 定休日 | 12月31日〜1月3日 |
| 駐車場 | 普通車20台・大型車2台・身障者用1台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | CHAdeMO急速 1基(50kW・24時間・有料) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=かなや明恵峡温泉(約4.6km・アルカリ性低張性冷鉱泉) |
| 電話 | 0737-32-9778 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(明恵ふるさと館) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
阪和自動車道の有田ICから県道22号と国道480号を通って約6.6km、車で15分ほど。有田南ICからも約6.8kmです。有田川沿いに開けた金屋(かなや)の町の中にあり、国道480号を上流(東)へ約24.7km進むと道の駅 あらぎの里、国道424号を南へ約12.6kmで道の駅 しらまの里に着きます。西の海沿いにある道の駅 海南サクアスまでは約24.4kmです。
明恵上人という人
明恵は承安3年(1173年)、有田郡石垣庄吉原村に生まれた僧で、名は高弁(こうべん)。奈良時代から続く華厳宗を立て直した人として知られ、建永元年(1206年)に後鳥羽上皇から京都の栂尾(とがのお)の地を与えられて、高山寺を開きました。
明恵が亡くなったあと、弟子の喜海らは嘉禎2年(1236年)、紀州のゆかりの地8か所に木の卒塔婆(そとば)を建てました。康永3年(1344年)に石造へ建て替えられたものが今も7か所に残り、1931年に「明恵紀州遺跡率都婆」の名で国の史跡になっています。
天然酵母パンと食事
パンの酵母は有田川の澄んだ水から起こしたもので、北海道産の小麦とバター、沖縄の天然塩と黒砂糖を合わせて焼いています。原則として月曜と火曜は焼かないので、パンが目当てなら水曜から日曜に。食事は日替わりランチやしらす丼のほか、地元の野菜の天ぷらやざるうどんがあり、売り場には地元の野菜を練り込んだじゃこ天「ひら天」も置いています。
車中泊メモ
駐車場は普通車20台で、混むのは連休くらいです。買い出しには困らず、約1.0km先にファミリーマート有田川金屋店、約1.1km先にJA金屋SS、約1.4km先にENEOS金屋SSがあります。ここから国道480号や424号で山へ入ると、あらぎの里やしらまの里の周りにはコンビニがありません。
周辺スポット
明恵の生誕地は「吉原遺跡」として歓喜寺の集落に残り、道の駅から集落までは約0.9km。集落の名にもなった歓喜寺は、恵心僧都源信が開いたと伝わる古い寺を、明恵の生まれた地に近い縁から喜海が再興し、そのときに歓喜寺と名づけたものです。境内は自由に歩け、重要文化財の仏像は前日までに予約すると拝観できます(協力費300円)。
国道424号沿いの修理川地区には、有田川に沿って桜並木の続く明恵峡があります。有田川では少ない、岩盤の渓谷が見られる場所です。
約2.4km先の有田川鉄道公園は広い芝生広場のある公園で、春は桜の名所。土日祝には車両の乗車体験もできます。鉄道交流館には町の風景を再現したジオラマがあり、Nゲージの模型を走らせられます。冬の夜は保存されたD51形蒸気機関車にイルミネーションがともります。
最寄りの温泉
かなや明恵峡温泉は約4.6km。アルカリ性低張性冷鉱泉を温めて使う日帰り湯で、大人700円、11時から21時まで(受付は20時30分まで)。休みは第2金曜と12月27日〜31日です。毎週水曜は女性の料金が半額の350円になります(祝日や年末年始・お盆を除く)。
まとめ
明恵が生まれて850年あまり。その故郷の水で起こしたパンをかじりながら、生誕地の集落を歩いてみるのも悪くありません。