1912年に完成した余部鉄橋は、高さ41.5mの鉄の橋脚が並ぶ山陰本線の名所でした。2010年にコンクリート橋へ架け替えられた後も、JR餘部駅側の橋脚3本は残され、展望施設「空の駅」として道の駅のすぐそばにそびえます。
食堂の看板は、カニのちらし寿司を丼にした御膳(1,800円)と、1日10食の「道の駅あまるべ定食」(1,300円)です。売店では、旧鉄橋の部材を使ったリベットの文鎮や写真集、記録映像のDVDを扱っています。
基本情報
| 所在地 | 兵庫県美方郡香美町香住区余部1723番地の4 |
|---|---|
| 標高 | 4.1m |
| 面する道路 | 国道178号 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00(食事は11:00〜15:00、飲み物は17:00まで) |
| 定休日 | なし(12月31日・1月1日は短縮営業) |
| 駐車場 | 第1駐車場 普通車15台・大型車2台・身障者用1台、第2駐車場 普通車37台・大型車3台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 要確認 |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=かすみ・矢田川温泉(約10.4km・ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩高温泉) |
| 電話 | 0796-20-3617 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(あまるべ) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
浜坂道路の余部ICから約2分、国道178号に面した海の近くの谷あいにあり、標高は約4mです。西の道の駅 山陰海岸ジオパーク浜坂の郷からは10.8km。第1駐車場は小さく、昼どきは食堂ともども混み合うので、満車なら奥の第2駐車場へ回ります。
余部鉄橋と空の駅
旧鉄橋は1909年12月に着工し、全長309.4m、当時の工事費は33万1,000円でした。1912年3月1日に香住〜久谷間が開業して、山陰本線が全線つながります。1986年12月28日には突風で客車7両が鉄橋から転落し、6人が亡くなりました。2010年8月12日に使われ始めたコンクリートの新橋は、風速30m/sまで列車を走らせられます。
空の駅は2013年5月にでき、2017年11月には高さ約40mまで上るエレベーター「余部クリスタルタワー」が完成しました。利用は無料で、6時〜23時に動き、2025年4月7日には利用者が100万人に達しています。ただし、老朽化した旧橋脚の改修が2026年から3年かけて進められ、2026年は12月まで足場が組まれていて、展望施設が使えない日も出ます(10月時点)。
食堂と売店
食堂では、鶏の竜田揚げ定食(1,000円)が人気です。軽食には香住ガニバーガー(750円)や、但馬の魚で作るたじま魚(とと)カツバーガー(600円)、海カレー(800円)があります。館内には鉄橋の模型や映像の展示もあり、出発前に見ておくと空の駅に上ったときの景色がわかりやすくなります。
南へ歩いて2〜3分のギャラリー「あまるべ」(大人100円・火曜休み)では、鉄橋の写真を展示しています。駅長はリクガメの「そらちゃん」で、9時30分〜10時30分と15時〜16時に館内を見回ります。
車中泊メモ
駐車場は2か所合わせて普通車52台分で、夜もトイレと駐車場が使えます。コンビニとガソリンスタンドは香住の町まで出る必要があり、ローソン香美町香住店とセルフのスタンドがどちらも約7.2km先です。公式の案内に充電器の記載がないので、EVは浜坂の郷の急速充電器で補っておくと安心です。
周辺スポット
東へ約4.4kmのJR鎧駅の近くには、1938年に国の天然記念物になった「鎧の袖」があります。マグマが冷えて固まるときにできた縦と横の割れ目が波に削られ、鎧の袖のような形の岩になりました。香住海岸はリアス海岸で、国の名勝でもあります。
約8.7kmの大乗寺は、円山応挙と弟子たちのふすま絵165面がすべて重要文化財で、「応挙寺」と呼ばれます。天平17年(745年)に行基が開いたと伝わり、拝観は9時〜16時(受付15時40分まで)、大人1,200円です。
最寄りの温泉
いちばん近い日帰り湯は、矢田川の上流へ約10.4km、車で13分ほどのかすみ・矢田川温泉です。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩高温泉で、大人630円、10時〜20時(受付19時15分まで)、水曜が休みです(祝日の場合は翌日)。水曜なら、西へ約12.0kmの七釜温泉 ゆ〜らく館が開いています。
まとめ
鉄橋の歴史を展示で見てから、エレベーターで40mの高さへ。真下の線路を見下ろすと、1912年にこの谷へ鉄の橋脚を立てた工事の大きさが実感できます。