国の特別天然記念物「杉の大杉」への登り口にある道の駅です。須佐之男命が植えたと伝わる推定樹齢3000年の2株の杉で、9歳のころの美空ひばりが「日本一の歌手になれるように」と願をかけた場所でもあります。
売店には、蒸した茶葉を2度発酵させる大豊町の碁石茶や、銀不老という豆を使ったロールケーキと大福が並びます。食堂は朝8時から開き、10時30分まではモーニングを出しています。
基本情報
| 所在地 | 高知県長岡郡大豊町杉743-1 |
|---|---|
| 標高 | 270.0m |
| 面する道路 | 国道32号 |
| 営業時間 | 8:00〜17:00(食堂は16:30まで) |
| 定休日 | なし |
| 駐車場 | 普通車20台・大型車1台・身障者用3台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 要確認 |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=土佐れいほくの湯 約12.2km(泉質は非公表)、天然温泉はながおか温泉 約25.7km(ナトリウム-塩化物泉) |
| 電話 | 0887-72-1417 |
| 公式サイト | 四国地方整備局(大杉) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
高知自動車道の大豊ICから約2km、高知と大歩危・小歩危を結ぶ国道32号に面しています。JR土讃線の大杉駅からは歩いて20分ほどです。
もとは「大杉観光センター」というドライブインで、1993年4月、全国で最初の道の駅のひとつとして登録されました。大豊町の観光と物産の案内所も兼ねています。
杉の大杉
大杉は八坂神社の境内に立ち、南大杉は根回り20m・高さ60m、北大杉は根回り16.5m・高さ57m。2株が根元で一つになっていることから夫婦杉とも呼ばれ、神社の杉としては日本最大とされます。高知県で国の特別天然記念物になっている植物は、この杉だけです。
美空ひばりとの縁は、1947年の地方巡業中に今の大豊町でバス事故にあったことに始まります。そのため境内の横には遺影碑と歌碑を置いた「大杉の苑」があります。見学には施設整備協力金(大人200円)が要り、8時〜18時(10〜3月は8時30分〜17時)に入れます。
直売所・グルメ
食堂の名物は立川そばです。そばの実の甘皮まで挽き込むので色が黒く、太めでしっかりした歯ごたえがあります。碁石茶で炊いたご飯と碁石茶うどんを組み合わせた「碁石茶膳」もあり、食後には嶺北産の柚子を使ったゆずソフト(300円)が食べられます。
碁石茶は、6〜7月に枝ごと刈った茶葉を蒸し、土間で寝かせてから桶に漬け込み、3cm角に切って天日で干したお茶です。干した葉が碁盤に並んだ黒い碁石に見えることが、名前の由来とされています。乳酸菌による発酵で生まれる、ほのかな酸味が特徴です。
車中泊メモ
駐車場は普通車20台と小さく、店も17時に閉まるので、夜遅くに着く日は広い駅を候補に入れておくと安心です。
北へ約25.4kmの道の駅 大歩危は大歩危峡の玄関口、南へ高知道を約23.0km走れば道の駅 南国風良里に着きます。
周辺スポット
北東へ約11.3kmの豊楽寺は、724年に行基が開いたと伝わる寺です。薬師堂は1151年に建てられたとされる、現存する四国最古の建物で国宝。本尊の木造薬師如来坐像なども国の重要文化財です。境内は自由に入れ、堂内の拝観は志納500円、9時〜16時です。
大豊ICから約26kmの梶ヶ森(標高1399.8m)は、山頂近くまで車道が通じています。山荘梶ヶ森には60cm反射望遠鏡を備えた天文台があり、7合目の龍王の滝は日本の滝百選の一つです。
最寄りの温泉
道のりでいちばん近い日帰り湯は、西へ約12.2kmの土佐れいほくの湯です。本山町のモンベル アウトドアヴィレッジ本山の中にある温浴施設で、露天風呂とサウナがありますが、天然温泉かどうかも含めて泉質は公表されていません。大人650円、13時〜20時で、休みはありません。
天然温泉に入りたいなら、高知道で南へ約25.7km、22分ほどの天然の湯 ながおか温泉(南国市)へ。ナトリウム-塩化物泉で、大人900円、10時〜22時、第2水曜休みです。
まとめ
道の駅に車を置いて、坂を上れば3000年の杉。下りてきたら黒いそばをすすり、碁石茶を一袋。国道32号を走るなら、素通りしにくい小さな駅です。