道の駅 ちはやあかさかは、1993年4月の第1回で登録された、大阪府で最初の道の駅です。敷地の中には、南北朝時代の武将、楠木正成(くすのきまさしげ)が生まれた場所と伝わる「楠公(なんこう)誕生地」があります。
2階の「村カフェ」は、窓ぎわの15席ほどから金剛山の方角が見えます。「村まるごと!!棚田カレー」やおむすびランチ、たまごかけご飯のセットを出し、ランチの注文は10時から15時まで。
基本情報
| 所在地 | 大阪府南河内郡千早赤阪村大字二河原辺7 |
|---|---|
| 標高 | 143m |
| 面する道路 | 国道309号 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(ランチの注文は10:00〜15:00) |
| 定休日 | 火曜(祝日は営業)・12月30日〜1月3日 |
| 駐車場 | 普通車82台・身障者用2台(大型車の区画なし) |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | なし |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=ワールド牧場 天然温泉一乃湯(約4.4km・ナトリウム-炭酸水素塩泉) |
| 電話 | 0721-21-7557 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(ちはやあかさか) |
2026年10月時点の情報です。
楠公誕生地と郷土資料館
正成が生まれたのは永仁2年(1294年)とされます。誕生地には土を盛って固めた壇(土壇・どだん)があり、文禄年間(1592〜96年)に増田長盛(ましたながもり)が築いたのが始まりです。入るのに料金はかかりません。
道の駅と並ぶ村立郷土資料館は1986年に開いた館で、1階に村の古墳から出た品と正成の城の資料、2階には凍り豆腐づくりや林業の道具を集めています。資料館は月曜、道の駅は火曜(祝日は営業)が休みなので、両方を見るなら水曜から日曜に。歩いて5分ほどの丘には1940年に建てた奉建塔(ほうけんとう)があり、春は桜、1〜2月は斜面の水仙が咲きます。
村ショップと季節のパフェ
1階の「村ショップ」には、毎朝9時ごろ村の農家が持ち込む野菜と、加工品や雑貨が並びます。村の棚田米を使ったビール「金剛山エール セゾン」や、4色ある「千早赤阪MURAてぬぐい」もここで買えます。
同じ1階のジェラートの店「村ジェラート」と2階のカフェでは、季節のパフェも出ます。いちごは2〜5月ごろ、いちじくは7〜11月ごろ。日曜は石窯でピザを焼き(雨の日は休み)、毎月第1日曜の「つくる市」、第3土曜の「くるくる市」、第2・第4木曜の「育てるマーケット」と、道の駅で小さな市が開かれる日もあります。
アクセスと立地
国道309号に面し、南阪奈道路の太子ICからは約11km。奈良県側からは、京奈和自動車道の御所南ICから20分ほどです。村は1956年に千早村と赤阪村が合わさってできた、大阪府でただ一つの村。道の駅の建物は、民家と見間違えそうなほど小ぶりです。
車中泊メモ
大型車の区画がなく、止められるのは普通車の82台分だけ。長い車体のキャンピングカーは、止める位置に気をつかいます。駐車場は夜も閉まりません。給油はすぐ近くのENEOS赤坂SSで。24時間の店は、山を下りた河南町のローソン 河南町神山店(約2.5km)がいちばん近く、その手前に道の駅 かなんがあります。
周辺スポット
建水分神社(たけみくまりじんじゃ・約1.4km)は、地元では「すいぶんじんじゃ」とも呼ばれる水の神の社です。崇神天皇(すじんてんのう)の5年に祀られたと伝わり、建武元年(1334年)に正成がいまの山の上へ社殿を移しました。本殿は国の重要文化財で、駐車場は6台・無料です。
元弘(げんこう)元年(1331年)、鎌倉幕府に兵を挙げた正成が急いで築き、ほどなく落ちたのが約4km先の下赤阪城跡。近くの下赤阪の棚田は、1999年に「日本の棚田百選」に選ばれました。翌年に正成が立てこもった千早城跡(約9km)は、2006年に日本100名城に入っています。
金剛山の標高は1,125m。山頂一帯は葛木(かつらぎ)神社の神域で入れず、大阪府でいちばん高い地点(1,056m)は山の中の別の場所にあります。山上へのロープウェイは2019年3月から止まったままで、村は2022年に廃止を決めました(2026年10月時点)。
村の外の日帰り湯
村の中には、いま日帰りで入れる湯がありません。村営の宿「香楠荘(こうなんそう)」は2019年8月31日から休館しています。最寄りの湯は隣の河南町、ワールド牧場の天然温泉一乃湯(約4.4km)ですが、開くのは土日祝の午後からが基本です。
平日の湯なら、富田林市の嶽山(だけやま)の中腹に富田林嶽山温泉の2号泉の湯(約7.0km)があります。湯はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で、平日600円、土日祝700円。11時から19時(受付18時)までで、火曜と金曜だけは14時から開きます。
まとめ
誕生地を起点に、建水分神社、下赤阪城跡、千早城跡と、正成ゆかりの地を山の奥へ向かって順にたどれる村です。