元禄4年(1691年)に住友が開いた別子銅山は、1973年に閉山するまでに坑道の総延長が約700kmに達しました。この道の駅は、1930年から閉山まで採鉱本部が置かれた端出場の跡地にあります。
2階のレストラン「もりの風」は若鶏の醤油糀焼きが名物で、1階の「cafe HADEBA」の窓からは、れんが造りの旧水力発電所が見えます。売店には別子飴や銅製品、温州みかんのソフトクリームがあります。
基本情報
| 所在地 | 愛媛県新居浜市立川町707-3 |
|---|---|
| 標高 | 141.0m |
| 面する道路 | 県道新居浜別子山線 |
| 営業時間 | 施設 9:00〜17:00、レストラン 11:00〜16:00(LO15:00)、別子温泉 10:00〜22:00 |
| 定休日 | なし(2月に1週間程度の点検休館あり) |
| 駐車場 | 普通車383台・大型車13台・身障者用7台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速充電器あり(CHAdeMO 50kW・24時間・1回45分まで) |
| 温泉 | 併設(別子温泉 天空の湯・ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉)/点検休館中の湯=新居浜温泉 パナス 約4.9km |
| 電話 | 0897-43-1801 |
| 公式サイト | 四国地方整備局(マイントピア別子) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
松山自動車道の新居浜ICから約6km、車で15分ほど。山へ向かう県道新居浜別子山線の途中にあり、標高は約141mです。1993年4月、全国で最初に登録された道の駅のひとつです。
鉱山鉄道と観光坑道
本館2階の端出場駅から、鉱山鉄道「別子1号」に乗って坑道の入口へ向かいます。銅を運んだ鉱山鉄道のうち、端出場から新居浜の町へ下っていた「下部鉄道」の端出場〜打除の区間を、1991年6月5日に観光鉄道として復活させたものです。
観光坑道は火薬庫の跡を使った長さ333mの坑道で、人形で江戸時代の採掘と銅づくりを再現したゾーン、明治から昭和の大きなジオラマのゾーン、削岩などを体験できるゾーンに分かれています。鉄道と坑道のセットは大人1,500円です。砂金採りは30分の体験で、取った砂金は持ち帰れます。本館には、雨の日でも遊べる子ども向けの屋内遊び場「あかがねキッズパーク」(10時〜18時)もあります。
別子温泉 天空の湯
本館4階の温浴施設で、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉を使っています。大浴場のほか、ジェットバス、サウナと冷水風呂、炭酸泉と酸素泉の露天風呂、壺湯がそろい、岩盤浴は別料金です。入浴は大人700円で、土日祝は750円(2025年11月改定)。シャンプーとボディソープは置いていないので、タオルと一緒に持っていくと安心です。2月には1週間ほど、点検で全館が休む時期があります。
車中泊メモ
駐車場は普通車383台と広く、夜は22時まで温泉が開いています。2026年は10月17日(土)に、地方祭(新居浜太鼓祭りの時期)の通行止めで全館が臨時休業します。西へ約25.6kmで道の駅 小松オアシスです。
周辺スポット
山の上の東平(とうなる)までは約10.4kmです。標高約750mの斜面に、1916年から1930年まで採鉱本部が置かれた場所で、石積みの貯鉱庫跡や索道の停車場跡が残り、「東洋のマチュピチュ」と呼ばれています。東平歴史資料館では、最盛期の社宅や学校、劇場があった鉱山町の様子を模型と写真で伝えています。山道は細く、見学は3〜11月です。端出場からは予約制のバスツアーも出ています。
町の方へ約3.2km下った別子銅山記念館は、大山積神社の境内にあり、1975年の開館です。屋外には、観光列車と同じ名を持つ本物の蒸気機関車「別子1号」(1892年にドイツから輸入)が置かれています。約5.9kmの広瀬歴史記念館では、別子銅山の総支配人を務めた広瀬宰平の旧邸を見学できます。国領川の上流には約10kmの渓谷「別子ライン」が続き、新緑と紅葉の時期が見ごろです。毎年10月の新居浜太鼓祭りでは、太鼓台のかきくらべが行われます。
点検休館中の湯
点検で休む2月の数日間は、約4.9km下った新居浜温泉 パナスへ。含鉄・二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉で、大人800円(土日900円)、6時〜23時(受付22時まで)の年中無休です。露天風呂とサウナもあります。
まとめ
3〜11月なら、坑道で江戸の採掘を見てから東平の石積みを眺めに山を上れます。東平が閉じる冬は、坑道と別子銅山記念館、4階の湯の組み合わせが現実的です。