道の駅 なち|JR那智駅の駅舎で入る海の見える日帰り湯「丹敷の湯」と、補陀落渡海の寺【和歌山・那智勝浦町】

JR紀勢本線の那智駅が、駅舎ごと道の駅になっています。駅舎の2階には日帰り湯「丹敷(にしき)の湯」があり、駅舎の中に設けた本格的な温泉は、JR西日本で初めてとされています。

この道の駅のポイント

世界遺産情報センターでは「紀伊山地の霊場と参詣道」を紹介し、旧那智町(今の那智勝浦町)出身で「日本サッカーの父」と呼ばれる中村覚之助の展示もあります。農産物の直売所は、年始の3日間を除いて毎日開いています。

基本情報

所在地和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮361-2
標高5m
面する道路国道42号
営業時間交流センター 9:00〜20:00、直売所 9:30〜16:00、丹敷の湯 15:00〜21:00(受付20:00まで)
定休日交流センターと丹敷の湯は月曜(祝日なら翌日)、直売所は1月1〜3日のみ
駐車場普通車52台・大型車6台(うち身障者用1)
RVパークなし
EV充電CHAdeMO急速 1基(最大50kW・24時間・有料)
温泉併設あり(丹敷の湯・単純温泉)/休館日の湯=ホテル浦島 忘帰洞(約3.3km・含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉)
電話0735-52-9201
公式サイト近畿地方整備局(なち)

2026年10月時点の情報です。

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アクセスと立地

浜ノ宮(はまのみや)の国道42号沿いで、那智勝浦新宮道路の那智勝浦ICから約1.6km。那智駅は1912年に開業し、今の駅舎は1936年に建て替えられたものです。1985年に無人駅となり、1998年に町の交流センターが駅舎に併設されました。

駅舎の湯、丹敷の湯

湯は単純温泉で、無色透明。かすかに硫化水素のにおいがします。温度を整えるために温めてはいますが、湯はかけ流しです。露天風呂はなく内湯だけ。そのかわり大きな窓の外に那智の海が広がり、駅を出入りする列車も見えます。

入浴料は大人600円、小学生300円で、障がい者手帳を見せれば430円になります。効能には神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復などが挙がっています。シャンプーとボディソープは備え付け。脱衣所に鍵付きのロッカーはないので、貴重品は受付のロッカーに預けておきます。

周辺スポット

線路を挟んだ向こう、約100mの那智海水浴場は「快水浴場百選」の浜。そのそばの補陀洛山寺(ふだらくさんじ)は、観音の浄土をめざして僧が海へ船出した「補陀落渡海(ふだらくとかい)」の出発地で、寺の名は「洛」の字を書きます。記録に残る渡海僧は19人。境内には渡海船の模型があり、平安時代の本尊・千手観音(重要文化財)は1月27日・5月17日・7月10日の年3回だけ公開されます。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部です。

寺の隣の熊野三所大神社は、熊野九十九王子(くじゅうくおうじ)の一つ、浜の宮王子の跡。中辺路・大辺路・伊勢路の分かれ目を示す振分石(ふりわけいし)が残り、神武天皇と戦ったと伝わる土地の首長・丹敷戸畔(にしきとべ)もまつられています。戦いの血で、このあたりの丹敷浦が赤く染まったという言い伝えも残ります。

落差133mの那智の滝、熊野那智大社、青岸渡寺(せいがんとじ)へは約7km、熊野古道を代表する参道の大門坂へは約5km。生まぐろの水揚げが日本一の勝浦漁港(約3km)では、朝7時ごろから始まるせりを2階のデッキから見学できます(2026年1月時点)。

月曜に入れる湯

丹敷の湯が休む月曜は、約3.3kmのホテル浦島の洞窟風呂忘帰洞(ぼうきどう)へ。洞窟の中の湯のほかに露天風呂もあり、泉温51.2℃の含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉です。日帰りは9時から19時(受付18時)、大人2,500円です。

車中泊メモ

平日は人も車も少なく、がらんとしていることが多い場所です。すぐ近くにファミリーマート那智勝浦店(約0.6km)とローソン那智勝浦浜ノ宮店(約0.8km)があり、給油は約1.2kmの浜口石油セルフ那智天満SSで。駐車場の急速充電器は、2024年2月に新しい機械へ入れ替わりました。

南へ約7.8km下ると道の駅 たいじ、新宮から熊野川をさかのぼれば、約24.7kmで道の駅 瀞峡街道 熊野川に着きます。

まとめ

那智の滝や大門坂を歩いた帰りに、国道へ戻る途中で汗を流して次の宿へ。参拝の一日をしめくくる湯として、ちょうどいい場所にあります。


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