「なとわ」は道南の言葉で「あなたとわたし」のこと。恵山の名は、アイヌ語の「イエサン(火を吹き溶岩が流れ落ちる)」に由来すると函館市は説明しています。函館市の東の端、津軽海峡に面して建つ海辺の道の駅で、1999年に登録されました。
恵山の海岸は「黒口浜」と呼ばれる真昆布の産地です。売店には真昆布やがごめ昆布の加工品が並び、昆布を使ったソフトクリームがここの名物になっています。
基本情報
| 所在地 | 北海道函館市日ノ浜町31-2 |
|---|---|
| 標高 | 約5m |
| 面する道路 | 国道278号 |
| 営業時間 | 4〜9月 9:00〜18:00/10〜3月 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29〜1/3) |
| 駐車場 | 普通車109台・大型3台 |
| RVパーク | 併設なし |
| EV充電 | なし |
| 温泉 | 併設なし/最寄り:函館市恵山福祉センター(約6.2km・車約8分) |
| 電話 | 0138-85-4010 |
| 公式サイト | 北の道の駅(公式) |
アクセスと立地
函館市街から国道278号を東へ、車で約40分。旧恵山町の海沿いにあり、ここから先は恵山岬をぐるりと回る道になります。
月曜は定休で、休みの日に使えるのはトイレと自販機、展望デッキだけです。売店やカフェが目当てなら曜日に気をつけてください。
屋上から見る海峡と恵山
建物の屋上は展望台になっていて、車椅子でも上がれます。正面に津軽海峡、晴れた日には対岸に青森の下北半島、振り返れば噴気を上げる恵山(618m)が見えます。
隣の恵山海浜公園には、夏に海水浴場が開き、パークゴルフ場もあります。また5〜9月はキャンプ場(テント1張り1泊300〜500円、当日受付、犬は不可)も使えます。雨の日は館内の子ども広場「わらしゃらんど」で遊ばせることもできます。
直売所・グルメ
館内は、売店「ナトワショップ」(9:30から)、軽食の「ナトワカフェ」、食堂「ふわふわ亭」の3つに分かれています。2022年5月に土産店と食堂が新しくなり、ふわふわ亭では定食などを出しています。営業は11時からで、曜日や冬の休業など季節で変わるため、食事を当てにするなら事前に確かめてください。
昆布のほか、恵山の漁港で水揚げされる魚介の加工品も並び、海産物の値段が手ごろです。
車中泊メモ
海に面して建つので、海からの風が強い日が多く、しぶきがクルマまで届くこともあります。風の強い夜は海から離れた奥の区画に止めるのがおすすめです。
約240m先にローソン恵山海浜公園店があり、食品も扱うホームセンターのDCMニコット恵山店もすぐ近くです。買い出しに困ることはありません。
周辺スポット
恵山は車で中腹の火口原駐車場(標高約300m、道の駅から約8.4km)まで上がれ、そこから山頂までは歩いて約70分です。冬は登山道路が通行止めになり、例年4月中旬に開通します。麓の恵山つつじ公園には約60万本のエゾヤマツツジとサラサドウダンが植えられ、5月中旬から下旬に見頃を迎えます(2026年のつつじまつりは5月16〜31日)。
海沿いを西へ約7.5km走ると、1929年に開通した素掘りのトンネルが7つ続く日浦洞門があります。今も道道として使われていますが、高波の日は通行止めになります。反対に東へ回れば、1890年に灯をともした恵山岬灯台と灯台公園があります。
最寄りの温泉
いちばん近い日帰り湯は、約6.2km(車で約8分)の「函館市恵山福祉センター」です。恵山つつじ公園のそばにある市の施設で、泉質はナトリウム-塩化物泉。10:00〜21:00(受付20時まで)、月曜と祝日の翌日が休みで、大人300円です。
この先の恵山岬(約13km)には、潮が引いたときだけ入れる無料の露天「水無海浜温泉」があります。泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉で、入れる時間は函館市が出す「入浴可能時間表」で確認します。すぐ近くのホテル恵風の日帰り湯(大人400円)とはしごもできます。なお、以前あった恵山温泉旅館は2023年9月に閉館しました。
まとめ
潮の時間を調べて水無海浜温泉に入り、帰りに昆布ソフトで締める。恵山を一周するドライブの起点に置いておきたい道の駅です。