2003年に閉じた政所(まんどころ)中学校の校舎を使って開いた道の駅です。館内には、愛知川(えちがわ)の源流のイワナやヤマメ、琵琶湖のフナやモロコが泳ぐ12本の水槽を並べた「森の中の小さな水族館」があります。
同じ建物に東近江市の出張所と診療所も入っています。鈴鹿の山へ登る人のためのビジターセンターがあり、登山届もここで出せます。
基本情報
| 所在地 | 滋賀県東近江市蓼畑町(たてはたちょう)510 |
|---|---|
| 標高 | 298m |
| 面する道路 | 国道421号 |
| 営業時間 | 売店 4〜11月 9:00〜17:00・12〜3月 9:00〜16:30、ふる里 まなびや 11:00〜16:00(LO15:30)、麺処 うをまつ 10:00〜16:00 |
| 定休日 | 火曜(祝日は翌日。GWと11月は営業)・12月29日〜1月3日 |
| 駐車場 | 普通車36台・大型車5台・身障者用4台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速(CHAdeMO 50kW)1基・24時間 |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=永源寺温泉 八風の湯(約11.8km・単純温泉) |
| 電話 | 0748-29-0428 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(奥永源寺 渓流の里) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
国道421号に面し、名神高速の八日市ICから約18km、20分ほど。上ってくる途中、ダム湖の岸を通る区間は道幅が狭く、大型車もよく通ります。
この先の石榑(いしぐれ)峠は、2011年3月26日に長さ4,157mの石榑トンネルができるまで、12月から3月下旬は通れず、旧道は2t以上や幅2mを超える車が入れない道でした。いまは一年を通して三重県側へ抜けられ、菰野(こもの)町の道の駅 菰野まで約27kmです。
政所茶と木地師の里
政所の茶は室町時代から600年以上つくられてきたお茶です。種から育てた在来の茶の木に、菜種の油かすやカヤ、ススキを肥料として与え、農薬や化学肥料に頼らずに育てて、政所町の工場で煎茶にします。江戸時代にはもう、東北から九州まで名の知れた銘茶でした。
さらに奥の君ヶ畑(きみがはた)と蛭谷(ひるたに)は、ろくろで椀や盆を挽く木地師(きじし)の発祥の地とされる集落で、平安時代の初めに惟喬親王(これたかしんのう)がろくろの技を伝えたといわれます。道の駅にもその歴史を伝える展示と、職人の木地の品が並びます。蛭谷の木地師資料館(約6.1km)は、予約して開けてもらいます。
食事処と売店
2015年10月10日に開いた道の駅で、食事処は2つ。「ふる里 まなびや」の名物は永源寺ダムカレーで、イワナや鹿肉の料理も出します。「麺処 うをまつ」は、とろとろのオムライスや近江牛丼、近江鶏の親子丼、きつねうどん。どちらも食材の都合で営業時間が変わることがあります。
売店には永源寺こんにゃくや政所茶、イワナとアマゴの姿煮、はちみつ、永源寺まいたけが並びます。こんにゃくは近くの箕川(みのかわ)町で芋から100%つくるもの、まいたけは道の駅のある蓼畑町のきのこセンターで育てたものです。
周辺スポット
道の駅から約11.8km下った永源寺は、1361年に寂室元光(じゃくしつげんこう)を開山に迎えて開かれた、臨済宗永源寺派の大本山です。参拝は大人600円で9時から16時、11月は8時から17時に変わります。2026年は紅葉の見頃を11月上旬から12月上旬とみていて、11月14日から28日にはライトアップも。寺の駐車場は旦度橋の前に34台と少なく、紅葉の時期は門前の私営の臨時駐車場(普通車500円ほど)を使います。
約10.2kmの永源寺ダムは1972年に完成した、高さ73.5mのダムです。コンクリートの重力式とロックフィルを組み合わせた造りで、管理事務所でダムカードを配っています。元の製茶工場で政所茶を出す「茶房 きの花」は、土日の10時から16時(12月から2月は休み)。杠葉尾(ゆずりお)町の国道沿いには「京の水」と呼ばれる湧き水もあります。
車中泊メモ
夜を明かす場所には向かない駐車場です。防災ヘリの緊急ヘリポートを兼ねているため、2026年7月24日から長時間の駐車をお断りしていて、山へ登る人には向かいの登山者用駐車場を案内しています。
コンビニは約13kmのセブン-イレブン東近江永源寺店、ガソリンスタンドは約11kmのENEOS永源寺SSが最寄りで、10km以内には見当たりません。山へ入る前に、下で済ませておきます。
最寄りの温泉
国道を下って約11.8km、永源寺温泉 八風の湯は愛知川を眺める露天風呂のある天然温泉です。泉質は低張性・弱アルカリ性の単純温泉で、ほんのり黄色く、わずかに塩気があります。大人は平日1,300円、土日祝1,700円。タオルと館内着、岩盤浴まで料金に入っていて、10時30分から22時(受付21時)まで開いています。
トンネルを抜けて三重県いなべ市へ約20km走ると、おふろcafé あげき温泉があります。2024年4月に改装を終えて再び開いた湯で、泉質はアルカリ性単純温泉、大人は平日750円、土日祝900円です。
まとめ
ふだん火曜に休む道の駅ですが、紅葉の11月は火曜も開いています。永源寺の門前が混み合う週末は、先にこちらで昼を済ませてから下ると落ち着いて歩けます。