この駅の名物は、江戸時代に徳川将軍へ献上された記録が残る「奥飛騨山椒」。朝晩に霧の立つ標高800mほどの、限られた土地で育つ山椒で、売り場には、この山椒を使った味噌や醤油も並びます。
駐車場からは焼岳(やけだけ)が見え、隣には175区画の奥飛騨温泉郷オートキャンプ場が広がります。キャンプ場の天然温泉の露天風呂は、泊まる人なら無料で、6時から22時まで入れます。
基本情報
| 所在地 | 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1 |
|---|---|
| 標高 | 750m |
| 面する道路 | 国道471号 |
| 営業時間 | 物産館 4〜10月 9:00〜17:00・11〜3月 9:00〜16:30 |
| 定休日 | 物産館は無休(3月31日・9月30日は棚卸しで休み)/食事処いちすけは水曜(夏は無休)・たぬきは火曜 |
| 駐車場 | 普通車28台・大型車6台・身障者用1台 |
| RVパーク | なし(隣にオートキャンプ場) |
| EV充電 | なし(約15.6kmの高山市上宝支所に急速あり) |
| 温泉 | 併設なし(キャンプ場の露天風呂は宿泊者専用)/最寄り=荒神の湯(約3km・単純温泉) |
| 電話 | 0578-89-3746 |
| 公式サイト | 中部地方整備局(奥飛騨温泉郷上宝) |
- 国道158号は、高山市丹生川町塩屋で2026年2月25日に起きた土砂崩れのため、大型車が通れません(普通車と路線バスは市道へ迂回)。
2026年10月時点の情報です。
奥飛騨山椒と本わさび
長く京都へ出荷されてきた旧上宝村の山椒を、地元の夫婦が特産品に育て、いまはその親族が営む会社が、木の栽培から加工、販売までを担っています。香りの強い木を選んで接ぎ木で増やし、5月上旬には雄木の花山椒、6月中ごろには実山椒を摘みます。粉山椒は石臼と杵を使ってつくっています。
物産館には、山椒入りの塩やドレッシング、地元の米「黄金の煌き」の米粉クッキーも並びます。駅長が自分で育てた本わさびも売っていて、夏は地元の野菜も出ます。
アクセスと旧上宝村
中部縦貫道の高山ICからは、県道89号(高山上宝線)と国道471号を通って約46.2km、42分ほど。土砂崩れで大型車が止まっている国道158号の平湯回りを通らずに来られます。長野県の松本側からは、安房(あぼう)峠道路(普通車790円)を抜ける道です。
旧上宝(かみたから)村は1875年に32の村が合わさってでき、2005年2月1日に高山市へ入りました。面積はおよそ475km²の広い村で、南東部の13地区は、いまの住所が「奥飛騨温泉郷」です。
車中泊メモ
中部地方整備局の道の駅案内では、車中泊や宿泊は隣の奥飛騨温泉郷オートキャンプ場でできると紹介されています。キャンプ場は例年4月中旬から11月上旬まで開き、区画(約8.5m×5m)は1台5,500円で、電源を使うときは別に800円。ほかに入場料が大人500円、ゴミの協力金が300円かかります。受付は13時から16時30分までです。
奥飛騨温泉郷にも上宝町にもコンビニはなく、いちばん近いのは神岡のデイリーヤマザキ神岡殿町店(約21.7km)です。給油は一重ヶ根(ひとえがね)のGAMAGAS奥飛騨SSが8時から18時まで開いています。国道471号を北西へ約22kmで道の駅 宙ドーム・神岡です。
食事処いちすけとたぬき
館内には食事処が2軒あります。「いちすけ」は川魚の塩焼きや刺身、天ぷら、山菜料理が中心で、そばやうどん、奥飛騨ラーメン、焼だんごも出します。いちすけは4〜10月は19時まで開いています。
「たぬき」は奥飛騨シャモや飛騨牛の料理が中心で、鶏ちゃん(けいちゃん)定食や飛騨牛の串焼きもあります。館内では持ち帰り用に、山椒を入れた五平餅や飛騨牛まん、山之村牧場のフランクフルトも売っています。
周辺スポット
新穂高ロープウェイ(約10.6km)は1970年に開業し、第2ロープウェイは日本でただひとつの2階建てゴンドラです。標高2,156mの西穂高口までの往復は、2線を乗り継いで大人3,800円です。
落差64m、幅6mの平湯大滝(約12.3km)は日本の滝百選のひとつで、2月には凍った滝をライトアップする結氷まつりが開かれます。
福地(ふくじ)温泉の昔ばなしの里では、毎朝6時30分から11時まで朝市が立ちます(冬は8時30分から)。建物の2階は、地元で出た化石を集めた福地化石館です。
飛騨大鍾乳洞は1965年に見つかった鍾乳洞で、観光洞は標高約900mにあります(約29.9km・大人1,100円)。
最寄りの温泉
奥飛騨温泉郷は、平湯・福地・新平湯・栃尾(とちお)・新穂高の5つの温泉地の集まりで、源泉は139か所あります。平湯は1964年、残る4つは1968年に国民保養温泉地になりました。
駅から約3km、栃尾温泉の蒲田川(がまだがわ)の河原にある荒神(こうじん)の湯は、男女別の露天風呂だけの共同浴場で、泉質は単純温泉。300円ほどの寸志を納めて入り、8時から22時まで開いています(月・水・金曜は清掃のため12時から)。洗い場はありません。
洗い場のある日帰り温泉なら、約14kmの平湯にひらゆの森があります。カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉を男女合わせて16の露天風呂にかけ流していて、大人700円、10時から21時まで、年中無休です。