約2億5000万年前の海の底でできた石灰岩が、真っ白な岬になって突き出しています。「日本のエーゲ海」と呼ばれる白崎海岸の道の駅で、岩にはウミユリ(ウニの仲間)やフズリナ(大昔の単細胞生物)の化石が残ります。
飲食コーナーでは、海藻のアカモクをのせた「あかもく丼」としらす丼が各1,050円、えびカツバーガーが750円。白崎ソフトクリーム(400円)もあり、パークセンターには、ここで撮影した歌手HYDEのミュージックビデオの展示コーナーがあります。
基本情報
| 所在地 | 和歌山県日高郡由良町大字大引960-1 |
|---|---|
| 標高 | 5m |
| 面する道路 | 県道御坊由良線 |
| 営業時間 | パークセンター・観光案内 8:30〜17:15、物産販売 9:00〜17:15、飲食コーナー 9:30〜17:00(LO16:00) |
| 定休日 | なし(高波で県道が通行止めになると臨時休館) |
| 駐車場 | 普通車84台・大型車3台・身障者用2台(無料) |
| RVパーク | なし(併設のオートキャンプ場は2026年10月時点で閉鎖中) |
| EV充電 | なし |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=温泉館「海の里」みちしおの湯(約12.6km・ナトリウム・カルシウム-塩化物泉) |
| 電話 | 0738-65-0125 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(白崎海洋公園) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
阪和自動車道の広川ICから国道42号を15分ほど南へ走り、由良町里の交差点を右に折れてさらに15分ほど、あわせて30分ほどです。和歌山方面だけ出入りできる広川南ICからなら約18.7kmです。北の道の駅 海南サクアスまでは約39.0km、山側の道の駅 明恵ふるさと館へは約31.4km、日高川沿いの道の駅 San Pin 中津へは約31.5kmあります。
白い岬と展望台
白崎の石灰岩は、1897年から1972年まで建材や肥料、セメントの原料として掘り出されていました。戦時中は採掘跡の洞窟が、人が乗り込む魚雷を隠して送り出す基地に使われたといいます。今は白崎海岸県立自然公園の一部で、「日本の渚百選」にも選ばれています。
展望台は公園の西側、白くそそり立つ岩の上にあり、晴れた日は紀伊水道の向こうに淡路島と四国の東の海岸が見えます。岬のまわりをひと回りする散策は30分から1時間ほど。ダイビングは、初心者向けに岸から入るものと、上級者向けにボートで水中洞窟へ向かうものがあり、申し込みは地元のダイビングスクールを通します。
車中泊メモ
岬の先にあるので風が強く、夜通し吹きつける日もあります。一方で街灯が少ないので、雲のない夜は星がよく見えます。駐車場は夜も使えますが、公園へ入る県道湯浅御坊線は高波が越えると通行止めになり、2026年も6月と7月に1〜2日ほど通れなくなりました。台風や高波の予報が出ている日は避けた方が無難です。来た道を戻る形で、約5.8kmにコスモ由良港SS、約8.5kmにローソン由良町門前店があります。
周辺スポット
約3.6kmの戸津井鍾乳洞は、白崎と同じ約2億5000万年前の石灰岩にできた長さ約100mの洞窟で、中は一年じゅう15℃前後。営業は土日祝と学校の長期休みの期間に限られ、9時から17時、200円(子ども100円)です。
約8.2kmの興国寺(こうこくじ)は、1227年に源実朝(さねとも)の菩提を弔うために建てられた寺で、1258年に心地覚心(法燈国師)が住職になって臨済宗に改めました。覚心は宋から尺八を伝え、寺は虚無僧(こむそう)の本山のような存在になりました。覚心が持ち帰った径山寺味噌から、しょうゆが生まれたともいわれます。1月の第2月曜には天狗祭が開かれます。駐車場は約100台で、無料です。
最寄りの温泉
日高町の温泉館「海の里」みちしおの湯まで約12.6km。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉の天然温泉で、源泉は25.2℃、成分の濃い湯をかけ流しで使い、露天風呂からは海が見えます。大人600円、子ども300円、11時から21時まで(受付は20時まで)。火曜(祝日なら翌日)と12月28日〜1月1日が休みです。
まとめ
戸津井の鍾乳洞で地中の岩肌を見てから、白い岬の展望台に立つ。同じ2億5000万年前の岩を、地下と地上の両方から見比べる一日になります。