明治31年に建てられた旧和歌山県議会議事堂の隣にある道の駅です。現存する木造和風の議事堂では日本最古とされ、長く根来寺の境内に移されていた建物で、入館は無料です。道の駅の資料館では、寺の発掘で出た品も見られます。
店は2棟あり、物販の「花笑み館」は県内のみやげと根来塗(ねごろぬり)、地酒や醤油を扱います。米菓店の直売所「根来山荘」は、あられのほか、もち米と和歌山の果物を使ったスイーツを出しています。
基本情報
| 所在地 | 和歌山県岩出市根来2020-1 |
|---|---|
| 標高 | 89m |
| 面する道路 | 市道根来3号線 |
| 営業時間 | 花笑み館 10:00〜18:00、根来山荘 10:00〜17:00、ねごろ歴史資料館 9:00〜17:00(入館16:30まで) |
| 定休日 | 花笑み館は年中無休、根来山荘は火曜(GW・年始は営業)、歴史資料館は火曜(祝日は開館)と12月29日〜1月3日 |
| 駐車場 | 普通車76台・大型車10台・身障者用2台(無料) |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | なし |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=神通温泉(約11.7km・アルカリ性の冷鉱泉) |
| 電話 | 0736-61-1160 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(ねごろ歴史の丘) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
京奈和自動車道の岩出根来ICから約2.3kmで、IC出口の風吹交差点を東へ3分ほど走ります。大阪方面からは阪和自動車道の泉南ICで降り、県道泉佐野岩出線を南へ約15分。すぐ南を紀ノ川広域農道が通っています。北へ約3.5km走ると道の駅 根来さくらの里です。
旧県議会議事堂と歴史資料館
議事堂は1898年(明治31年)に和歌山市の一番丁に建てられ、1938年まで県議会が使っていました。その後は移築が重なり、2013年までは根来寺の境内で「一乗閣(いちじょうかく)」と呼ばれていました。いまの場所へ移されて2016年に公開され、2017年7月31日に国の重要文化財に指定されています。議事堂の開館は9時〜17時(入館は16時30分まで)で、火曜(祝日は開館)と12月29日〜1月3日が休みです。
道の駅の建物にあるねごろ歴史資料館では、根来寺の出土品を展示し、映像で今の根来寺と最盛期の姿を見比べられます。議事堂の隣には、2020年11月21日に開いた根來寺遺跡展示施設もあり、発掘された遺構のレプリカが屋外に並んでいます(9時〜17時・無料)。
花笑み館のカフェと根来山荘
花笑み館のハナエミカフェは、桃パフェやイチゴパフェなど季節の果物のパフェが看板で、2026年9月はシャインマスカットのパフェ(1,200円)を出していました。根来山荘の店内には「和カフェTakasago」があります。毎月第1日曜にはプチマルシェが開かれ、地元の野菜や果物、菓子、手づくりの品が並びます。売り場は観光みやげが中心で、普段の野菜を買うなら根来さくらの里の方が品ぞろえが多くなります。
車中泊メモ
駐車場と情報コーナーは24時間開いていて、情報コーナーには県内全市町村のパンフレットと道の駅のスタンプがあり、無料Wi-Fiもつながります。催しの準備で駐車場が閉まる日があり、2026年9月の「岩出まるごとフェスタ」では前々日の夕方から使えませんでした。約0.6km先にローソン岩出根来インター店、約1.2km先にコスモ根来SSがあります。
周辺スポット
約3.3kmの根来寺(ねごろじ)は新義真言宗の総本山で、覚鑁(かくばん)が開きました。最盛期には多くの僧兵を抱え、鉄砲隊を持つ「根来衆」として知られます。1585年(天正13年)の豊臣秀吉の紀州攻めでは、大師堂や大塔などわずかな建物を残して焼けました。1547年に完成した高さ37mの大塔は日本最大の木造の大塔で、1952年に国宝となり、壁には当時の弾の痕が残ります。名勝庭園も見られ、入山料は中学生以上500円。拝観は9時10分〜16時30分(11〜3月は16時まで)です。本坊は2028年3月末の完成を目ざして建て替え中で、受付は光明殿前の総合受付になっています(10月時点)。
約1.1kmの岩出市民俗資料館は1989年4月に開いた無料の資料館で、「鉄砲と僧兵」を展示のテーマのひとつにしています。火曜が休みです。
近くの温泉
約4.7km先に極楽温泉 幸の湯がありますが、炭酸泉などの浴槽をそろえたスーパー銭湯で、泉質は公表していません(大人は平日850円、10時〜24時)。
天然の湯なら、約11.7km東の神通温泉です。源泉20.6℃のアルカリ性の冷鉱泉で、ふっ素などの成分の量で温泉と認められ、湯は温めて使っています。露天風呂はありませんが、浴室の大きな窓から川と緑が見えます。大人900円、11時〜20時で、月曜が休み(祝日なら翌日)。バレルサウナは別に700円かかります。
まとめ
議事堂と出土品の展示で寺の歴史を頭に入れてから、大塔の弾痕を見に行く。この順で回ると、焼け残った塔の重みがよくわかります。