館の主役は、梅の代名詞にもなった南高梅。その名は、品種選びの調査にかかわった県立南部(みなべ)高校の略称「南高(なんこう)」から取られました。梅干しを漬ける樽をかたどった建物で、入館は無料です。
3階の売店「梅の駅みなべ川村」では、梅干しを試食してから選べます。梅のピューレを混ぜた梅ソフトクリームは一年じゅう販売。無料のWi-Fiもあります。
基本情報
| 所在地 | 和歌山県日高郡みなべ町谷口538番地1 |
|---|---|
| 標高 | 9m |
| 面する道路 | 国道424号 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(資料室の入室は16:30まで) |
| 定休日 | 火曜(祝日なら翌日)、2月は無休、12月29日〜31日 |
| 駐車場 | 普通車・軽45台・大型車4台・身障者用2台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | なし |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=鶴の湯温泉(約6.3km・含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉) |
| 電話 | 0739-74-3444 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(みなべうめ振興館) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
阪和自動車道のみなべICから約1.3km、車で2分ほど。国道424号が梅林の中を抜けていくあたりにあります。国道424号を北へ山あいに入ると約21.5kmで道の駅 水の郷日高川 龍游、日高川沿いの道の駅 San Pin 中津までは約36.8km、海沿いを北へ走ると約43.5kmで道の駅 白崎海洋公園です。
梅の資料館と南高梅
1階は南部(みなべ)郷の文化財や梅染めの着物などを並べた歴史の展示で、2階には映像と音で梅を学ぶサイエンスシアターと、梅林の大パノラマがあります。世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」の仕組みも紹介しています。この地の梅づくりは、江戸時代の初めにさかのぼります。
南高梅のもとになった木は、約130年前に旧南部川村の果樹園で見つかりました。1950年(昭和25年)に品種をそろえるための優良母樹選定委員会ができ、5年がかりの調査で選ばれた木が、1965年(昭和40年)に「南高梅」として種苗登録されています。もとの母樹は今も残り、毎年わずかに実をつけます。「紀州みなべの南高梅」は地域団体商標にもなっています。
売店
売店には梅干しのほか、梅の加工品、備長炭、野菜や果物が並びます。レストランはないので、食事は町なかで。
車中泊メモ
2月の観梅の季節は定休日なしで開き、梅林へ向かう車で国道424号が混み合います。駐車場は夜も使えます。IC方面へ約1.6kmのファミリーマートみなべインター店には急速充電器(CHAdeMO・50kW)が1基あり、24時間使えます。ガソリンは約1.6kmのENEOS晩稲SSが近くにあります。
周辺スポット
約3.1kmの南部梅林は、約8万本の梅が山の斜面を埋める梅林で、「一目百万、香り十里」とたとえられます。公開は観梅期に限られ、2026年は1月31日から3月1日までの8時から17時、入園料は高校生以上500円、小・中学生200円でした。駐車場は約500台あり、前年(2025年)の料金は普通車500円です。散策路は1周3kmと4kmの2コースです。
約6.4kmの千里の浜は長さ約1.3kmの砂浜で、本州でいちばん多くアカウミガメが卵を産みに来る浜として知られます。熊野古道の紀伊路で、ただひとつ砂浜を歩く区間でもあります。浜は国の重要湿地にも選ばれています。沖のみなべ湾には周囲約1.5kmの鹿島が浮かび、昔から神の島として大切にされてきました。
最寄りの温泉
距離でいちばん近いのは、約4.9kmの国民宿舎 紀州路みなべ。三方を海に囲まれた展望露天風呂で日帰り入浴ができ、2026年9月から大人800円、水曜休みです。
湯の個性で選ぶなら、山側へ約6.3kmの鶴の湯温泉。含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉という炭酸を含む重曹系の湯で、源泉は22.5℃。鉄分で茶色く濁った湯を、源泉かけ流しで使っています。大人600円、11時から20時まで。火曜が休みで(祝日と2月は営業)、庭の露天風呂の周りには6月にホタルが飛びます。
まとめ
2月に来るなら、梅林の開園時間に合わせて朝のうちに。資料館の見学と梅干しの味見は、梅林から戻ってからでも間に合います。