熊野本宮大社と熊野速玉大社を結ぶ熊野川は、世界遺産の「川の参詣道」。語り部が乗った木造の和船で、道の駅の川舟センターから速玉大社の近くまで、そのうち約16kmを下る「熊野川舟下り」が出ています。
案内所には観光コンシェルジュがいて、タブレットの情報端末で周辺の見どころも調べられます。併設の「かあちゃんの店」では、地元の野菜を煮たり揚げたりした定食や、めはりずし、なれずしを出しています。
基本情報
| 所在地 | 和歌山県新宮市熊野川町田長47番地 |
|---|---|
| 標高 | 32m |
| 面する道路 | 国道168号 |
| 営業時間 | 8:30〜17:00 |
| 定休日 | なし |
| 駐車場 | 普通車15台・大型車2台(うち身障者用2) |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | CHAdeMO急速 1基(最大50kW・24時間・有料) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=熊野川温泉さつき(約3.0km・アルカリ性単純温泉) |
| 電話 | 0735-44-0987 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(瀞峡街道 熊野川) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
所在地の田長(たなご)は、熊野川に沿う国道168号の途中。2024年12月7日に開通した新宮紀宝道路の新宮北ICから約15.9km、那智勝浦新宮道路の新宮南ICからは約18.2kmです。旧熊野川町は2005年に新宮市と合併しました。
熊野速玉大社までは約14.9km、熊野本宮大社までは約19.5kmで、熊野三山の二社のあいだにあたります。川をさかのぼった先の道の駅では、道の駅 奥熊野古道ほんぐうが約22.5km、北山川沿いの道の駅 おくとろが約27.6km。
熊野川舟下り
舟は1日2便で、10時と14時30分の出発。所要は約1時間30分で、熊野速玉大社の横の川原(権現河原)で舟を降ります。料金は大人4,950円、4歳から小学生は2,200円。前日までの予約が要り、3人から出航します。運航は毎年3月から11月で、川の水が増えた日は出ません。
支流の北山川の瀞峡(どろきょう)を舟で見たいなら、いま乗れるのは玉置口(たまいぐち、約17.2km)から出る予約制の川舟で、約40分かけて峡谷をめぐります。熊野川側から出ていたウォータージェット船は2021年1月から運休し、三重県側の小川口から出ていた便も2025年4月10日で廃止されました。瀞峡のうち、玉置口から田戸(たど)までの約1.2kmは「瀞八丁」と呼ばれる国の特別名勝・天然記念物です。
かあちゃんの店
定食のなかには、めはりずしが付く茶がゆ定食もあります。甘いものは、粒あんを包んだよもぎ餅の「忠度(ただのり)もち」。
いちばん近い湯
約3.0kmの熊野川温泉さつきは、pH8.3のアルカリ性単純温泉で、露天風呂もある日帰り湯です。2011年の台風12号の被害で休み、2014年4月に営業を再開しました。大人500円で、平日は14時から、土日祝は11時から、どちらも21時まで(受付20時30分まで)。月曜(祝日なら翌日)が休みです。
月曜は、三重県熊野市紀和町の湯ノ口温泉(約22km)へ。泉温44.7℃のナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、大人600円です。
車中泊メモ
小さめの駐車場で、建物はトイレと案内所、それにかあちゃんの店。土産の売り場も小さく、品数は多くありません。夜の買い出しは、新宮市街側のローソン新宮磐盾店(約12.7km)まで出ることになります。
周辺スポット
約6km離れた日足(ひたり)の「瀞峡めぐりの里熊野川」は、2012年に開いた食事と土産の店で、熊野牛の牛すじカレー(1,000円)や熊野牛ハンバーグ(1,000円)、紀州産のまぐろ寿司とミニうどんのセット(1,000円)を出しています。9時から17時、レストランは10時30分から15時まで。
支流の赤木川と小口川が合わさるあたりの小口(こぐち)は、熊野古道の小雲取越(こぐもとりごえ)の起点で、大雲取越の終点でもあります。道の駅から約9km、山あいの集落に宿泊施設の小口自然の家があります。
まとめ
舟下りに乗る日は、上流の道の駅に置いたクルマへどう戻るかを、予約のときに確かめておくと安心です。