道の駅の川向かいにある杉原紙研究所では、奈良時代から漉かれてきた杉原紙を自分の手ですけます。鎌倉時代には公家や武士が好んだ和紙で、大正の末に一度途絶えたのち、1970年に約半世紀ぶりに復活しました。
レストラン「車留満」の看板は、銘柄鶏の播州百日どりを使った車留満定食。麦とろ定食や釜飯もあり、木曜だけは20食限定で「百日どりのオーロラソース和え」が出ます。ふだんは9時、日曜は8時に開き、モーニングは11時までです。
基本情報
| 所在地 | 兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽733-1 |
|---|---|
| 標高 | 262m |
| 面する道路 | 国道427号 |
| 営業時間 | 物産館「かみ高地」 9:00〜17:00(日曜は8:00から)、レストラン車留満 9:00〜16:00(日曜は8:00から・食事は11:00〜15:00) |
| 定休日 | 水曜(祝日の場合は翌日)・年末年始 |
| 駐車場 | 普通車16台・大型車4台・身障者用2台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速充電器あり(CHAdeMO・50kW・1基・24時間) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=天然かさがた温泉 せせらぎの湯(約25.6km・アルカリ性単純温泉) |
| 電話 | 0795-36-1919 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(杉原紙の里・多可) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
北近畿豊岡自動車道の青垣ICから国道427号を西へ約13.7km、20分ほどです。1996年8月に登録された、東播磨で最初の道の駅で、標高は約262mあります。北へ同じくらい走れば、丹波布の道の駅 あおがき(約14.1km)に着きます。
杉原紙研究所と紙すき体験
研究所までは歩いて1分。紙すきは予約制で(0795-36-0080)、はがき2枚なら450円、A3の白なら700円、色付きは900円です。すく作業は20分ほどで、乾かすのに約1時間かかりますが、郵送もしてもらえます。研究所は8時30分〜17時15分で、水曜が休みです。
1925年に途絶えた杉原紙は、1940年に国語学者の新村出と英文学者の寿岳文章が、この杉原谷を発祥の地と突き止めたことで見直されます。1970年に紙すきが再現され、1972年に研究所ができ、1983年には兵庫県の重要無形文化財に指定されています。冬から3月末までは、原料の楮を川の流れにさらす作業が見られます。
物産館とキャンプ場
物産館「かみ高地」の名物は、毎年伊勢神宮に納められている「きよしま米」です。箸荷紅茶(30g・600円)や紅茶クッキー(325円)、レンゲやアカシアのはちみつ、杉原紙の製品も並び、2024年5月からは播州百日どりの冷凍の精肉も扱っています。支払いにはPayPayが使えます。
隣にはキャンプ場があり、2025年9月からの料金は日帰りが1人660円、泊まりが1人900円、小さいログハウスなら日帰り2,000円、泊まり3,000円です。夏は敷地の横を流れる川で水遊びができます。
車中泊メモ
駐車場は小さく、国道427号に面しています。まわりに店は少なく、24時間のコンビニはいちばん近いローソン加美町役場前店でも約9.9km先。ガソリンスタンドは約5.5km先にあります。夜までに買い物を済ませてから来るのが確実です。
周辺スポット
道の駅の西隣に建つ青玉神社は、中世に杉原庄の総鎮守だったとされる社で、樹齢約1000年の杉の巨木があります。7月15日に近い日曜には湯立て祭りが行われます。
約4.6kmのラベンダーパーク多可には約2万株のラベンダーが植えられ、5月中旬から7月中旬にかけて3つの品種が順に咲きます。開花期の入園料は一般500円(小中学生200円)で、それ以外の時期は無料。9時〜17時、水曜が休みです。約12.7kmの岩座神の棚田は日本の棚田百選のひとつで、江戸時代の初めに積まれたとされる石垣に344枚の田が重なります。
最寄りの温泉
この一帯は日帰り温泉が少なく、天然温泉でいちばん近い天然かさがた温泉 せせらぎの湯でも約25.6km、車で40分ほどかかります。pH8.92のアルカリ性単純温泉で、露天風呂とスチームサウナ、37度前後の低温風呂があります。大人800円、平日10時〜20時、土日祝は21時まで(受付は閉店の1時間前まで)。月曜が休みです。
まとめ
紙が乾くまでの1時間をどう過ごすかで、寄り道の行き先が決まります。初夏ならラベンダー畑、それ以外の季節は車留満で百日どりの定食を。