裏木曽の山里、加子母(かしも)の道の駅で、館の名前は「ゆうらく館」。伊勢神宮の式年遷宮に使うヒノキを国有林から送り出してきた土地です。看板の朴葉寿司は、6月中旬からその年の新しい朴(ほお)の葉で包んだものが並びます。
食堂の看板は、恵那鶏をたれで焼くけいちゃん定食(1,000円)。恵那鶏の唐揚げ定食は、塩・甘辛・醤油の3つの味から選べます。
基本情報
| 所在地 | 岐阜県中津川市加子母3900-29 |
|---|---|
| 標高 | 510m |
| 面する道路 | 国道257号 |
| 営業時間 | 8:30〜17:00(12月〜3月中旬は16:30まで)・食堂 8:30〜14:00(L.O.13:30) |
| 定休日 | 年末年始(食堂は第2水曜も休み) |
| 駐車場 | 普通車31台(身障者用1台を含む)・大型車4台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 普通(6kW)1基・24時間 |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯(約6.0km・単純温泉) |
| 電話 | 0573-79-3319 |
| 公式サイト | 中部地方整備局(加子母) |
2026年10月時点の情報です。
裏木曽の森と式年遷宮
加子母・付知・川上の3つの地区は、まとめて「裏木曽」と呼ばれます。江戸時代の初めに木を伐り過ぎて山が荒れたあと、尾張藩が伐るのを禁じたため天然林が残り、いまも裏木曽国有林の中の「木曽ヒノキ備林」から式年遷宮の御用材が伐り出されています。藩の山を守る御山守(おやまもり)を代々つとめた内木(うちき)家には、およそ4万点の古文書が残ります。
次の第63回式年遷宮に向けて、2025年1月に上松町の木曽谷国有林と、この裏木曽国有林が御杣山(みそまやま)に決まりました。同じ年の9月19日には、加子母の裏木曽国有林で、外宮の御船代(みふなしろ、ご神体を納める器)に使う樹齢300年を超える高さ30mのヒノキが、杣人(そまびと)の手で約3時間かけて伐られ、100人を超える人が見守りました。
アクセスと車中泊メモ
飛騨路の入口にあたる国道257号沿いの駅で、中央道の中津川ICから約33.0km。北へ舞台峠を越えると下呂です。
近くのENEOS加子母SS(約400m)は平日6時30分から19時30分、日祝は7時から18時30分までで、木曜は休み。24時間のコンビニは約1.2kmのファミリーマート恵那加子母店です。EVの普通充電器は第2駐車場の入口にあります。西へ約6.6kmで道の駅 茶の里東白川、南東へ約10.5kmで道の駅 花街道付知です。
食堂とゆうらく館の名物
食堂は朝8時30分から11時までモーニングを出し、11時からはランチ。朴葉寿司定食は1,200円で、とろろ定食や飛騨牛丼のほか、冬だけのいももち定食もあります。手作りの弁当は600円からで、電話で予約できます。
売店の朴葉寿司は、コシヒカリの酢飯に紅鮭やふき、あさり、椎茸をのせて朴の葉で包んだもの。平野屋製菓のよもぎ大福は20年以上作り続けている品で、春に摘んだよもぎを使い、あんは毎朝薪の窯で炊いています。夏から秋にとれる加子母のトマトは、無塩と塩入りのジュースやケチャップになり、淡いピンク色のトマトソフトもあります。わらび粉で作るわらび餅も並びます。
周辺スポット
約1.7kmの明治座は、1893年12月に「共同演劇場」として建てられ、翌1894年に舞台開きをした芝居小屋です。間口19.6m・奥行22.21mで、直径5.50mの回り舞台を備え、1972年に県の重要有形民俗文化財になりました。屋根は昔ながらの榑(くれ)葺きに戻され、個人の見学は無料です(10〜16時・月曜休み。ガイドは500円)。
約6.5kmの加子母のスギは、1924年に国の天然記念物になった大杉で、高さ30.8m、幹回りは13.0m。地蔵堂の裏に立ち、源頼朝が訪れたときに逆さに挿した杖が根づいたという言い伝えがあります。
最寄りの温泉
いちばん近いのは、南へ約6.0kmの付知町にある付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯で、地下1,330mから湧く単純温泉を天然のままかけ流しにしています(大人800円・第4水曜休み)。
舞台峠を越えて約20.0km走れば、下呂温泉の共同浴場白鷺乃湯があります。下呂の湯はpH9.2のアルカリ性単純温泉で、大人470円、10時から20時45分(受付20時)まで。水曜が休みで、無料の駐車場は7台です。