駅名の「茶の里」は、美濃白川茶の産地でいちばん北にある茶どころの村だから。本館「茶の里会館」の裏の茶工場「茶蔵園」では、山の急な石垣の段々畑でとれた茶を仕上げ、その日のおすすめを試飲させてくれます。
屋外の売店「又一村」では、村の名物つちのこにちなんだ「つちのこ焼き」が、つぶあんとカスタードで各200円。煎茶で味を付けた緑茶ソフトは450円で、12月下旬から3月中旬は休みます。
基本情報
| 所在地 | 岐阜県加茂郡東白川村越原1061 |
|---|---|
| 標高 | 399m |
| 面する道路 | 国道256号 |
| 営業時間 | 4〜11月 9:00〜16:00・12〜3月 9:30〜16:00 |
| 定休日 | 火曜(祝日は翌日)・年末年始 |
| 駐車場 | 普通車15台(うち身障者用2台)・大型車2台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速(CHAdeMO 50kW)1基・24時間 |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯(約8.1km・アルカリ性単純温泉) |
| 電話 | 0574-78-3123(店舗 0574-78-3130) |
| 公式サイト | 中部地方整備局(茶の里東白川) |
2026年10月時点の情報です。
白川茶の歩みと会館の売り場
白川茶は、村にあった蟠龍寺(ばんりゅうじ)の住職が、山城国の宇治から茶の実を持ち帰り、里の人に育てるよう勧めたのが始まりと伝わります。1684年の「神土(かんど)村年貢通帳」には御用茶を納めた記録があり、享保年間(1716〜35年)からは毎年納めるようになりました。
寺はのちに、1870年に苗木藩(なえぎはん)が進めた廃仏毀釈で、常楽寺とともに廃されました。その後も建て直されず、東白川村は村の中に寺がひとつもない、全国でただひとつの自治体とされています。
茶の育つ村の山あいでは、川の白川から立つ朝霧が茶畑の日よけと保温の役をします。1970年の岐阜県茶業総合品評会で農林大臣賞をとってから、1976年まで7回続けて同じ賞を受けました。2022年の関西茶品評会では、村の約100人が新芽の一芯二葉(いっしんによう)を手で摘んだ茶が一等に入っています。
茶の里会館の売り場には、茶農家がふだん飲む荒茶を詰めた「茶農家のまかない茶」が、煎茶とほうじ茶、ティーバッグでそろいます。野点の席もあり、店の中には裏の工場で茶を煎る香りが流れてきます。
アクセスと車中泊メモ
国道256号に面し、中央道の中津川ICからは国道257号で加子母(かしも)を通って約35km。東海環状道の美濃加茂ICからは国道41号を北へ走り、白川口から白川沿いに入って約47kmです。JR高山本線の白川口駅からは濃飛バスが出ていて、「道の駅 茶の里」で降りて歩いて3分です。
駐車場は小さく、隣の茶の里野菜村の前にも4台分の駐車スペースがあります。24時間のコンビニは、加子母のファミリーマート恵那加子母店。村のガソリンスタンドは神土のJA東白川SSで、夜は閉まります。
白川沿いを西へ下るなら、県道62号で約17.5kmの道の駅 清流白川 クオーレの里へ。反対に東へ向かえば、約6.7kmで道の駅 加子母、約12.8kmで道の駅 花街道付知があります。
茶の里cafeと野菜村
売店の奥の「茶の里cafe」では、トーストにゆで卵とデザートの付いたモーニングが500円。
隣の「茶の里野菜村」は道の駅とは別の店で、手づくりの郷土料理を出し、朴葉寿司(ほおばずし)や山菜おこわ、よもぎ大福は持ち帰りもできます。営業は9時30分から13時30分(ラストオーダー)までで、木曜が休み。冬は12月下旬から3月上旬まで長く休みます。
周辺スポット
村役場(約4.7km)のとなりには「四つ割の南無阿弥陀仏碑」が立ちます。廃仏毀釈のとき、碑を壊すよう命じられた村人の伝蔵が、砕かずに石目に沿って縦に4つに割ったもので、石は池や畑の縁石に使われていました。1935年、医師の安江浩平の呼びかけで建て直され、毎年8月15日には地区の人たちがお盆の供養をしています。
村はつちのこの目撃が多いことでも知られ、神土の「つちのこ館」は、この幻の生きものだけを扱う資料館です。8時30分から17時まで、大人300円で、水曜が休み。毎年5月3日の「つちのこフェスタ」では賞金をかけた大捜索が開かれますが、まだ見つかっていません。
道の駅と同じ越原(おっぱら)には、1922年に国の天然記念物になったハナノキの自生地があります。ハナノキは日本固有のカエデの仲間で、自然に生えるのは岐阜県と愛知県の一部だけ。30本以上が育ち、春に赤い花をつけ、秋には紅葉します。
最寄りの温泉
村の中には日帰りの温泉がありません。国道256号を東へ約8.1km、中津川市付知(つけち)町の付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯がいちばん近く、加水しないアルカリ性単純温泉をかけ流しにしています。「おんぽい」は、付知から付知川と木曽川を通って八百津(やおつ)まで材木を流していたころの、川で働く人たちのかけ声です。
10時から22時まで(受付は21時まで)、大人800円で、第4水曜が休み。露天風呂やサウナもあり、男湯と女湯は毎月1日と15日に入れ替わります。