「備長炭」の名は、江戸時代に田辺の炭問屋・備中屋長左衛門が、屋号と名から一字ずつ取って名づけ、江戸へ売り出したのが始まりです。紀州備長炭の発祥地とされる秋津川(あきづがわ)の道の駅で、園内には炭焼き窯が5基あります。
予約制の体験があり、備長炭を使う風鈴づくりは1人3,300円、地元でとれた梅で作る梅ジュースづくりは1人1,210円。4月から10月は屋根の下で備長炭バーベキューもでき、食材込みのおまかせは3,850円です。
基本情報
| 所在地 | 和歌山県田辺市秋津川1491-1 |
|---|---|
| 標高 | 212m |
| 面する道路 | 県道29号(田辺龍神線) |
| 営業時間 | 4〜11月 9:00〜17:00、12〜3月 9:00〜16:00 |
| 定休日 | 水曜(祝日なら翌日)、12月31日〜1月2日 |
| 駐車場 | 普通車17台・大型車3台・身障者用1台(無料) |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速 1基(規格は要確認) |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=天神温泉 田辺元湯(約13.4km・ナトリウム-炭酸水素塩温泉) |
| 電話 | 0739-36-0226 |
| 公式サイト | 近畿地方整備局(紀州備長炭記念公園) |
2026年10月時点の情報です。
アクセスと立地
阪和自動車道の南紀田辺ICから県道29号を北へ約11.6km、近畿地方整備局の案内では20分ほどです。紀勢自動車道の上富田ICからは約15.2km。南の道の駅 くちくまのまでは約17.2km、日高川沿いの道の駅 水の郷日高川 龍游へは約19.3km、梅林の中の道の駅 みなべうめ振興館へは約19.6kmあります。
発見館と炭焼き窯
園内の展示館「発見館」では、木炭の歴史や科学、製法を紹介していて、職人が手作りした炭焼きの道具や、炭を入れて使ったアイロン、暖房器具が並びます。入館料は大人220円、子ども110円。窯は、発見館に入った人ならスタッフの案内つきで見学できます。窯から炭を取り出す「窯出し」の日は決まっていないので、見たいなら前もって問い合わせを。
紀州備長炭は、ウバメガシなどのカシを焼き上げた白炭(しろずみ)で、その製炭技術は1974年(昭和49年)に県の無形民俗文化財に指定されました。秋津川は、炭を打って音を出す楽器「炭琴(すみごと)」が1987年に生まれた土地でもあり、地元の秋津川中学校の授業で使われてきました。
喫茶と売店
喫茶「備長の郷」の名物は、備長炭のパウダーを練り込んだ黒い麺の備長炭ラーメン(900円)で、「ホッと麺!セレクション」にも選ばれました。梅炭そば(850円)やめはり寿司(450円)のほか、備長炭コーヒー(440円)と炭ケーキ(380円)もあり、9時から10時30分まではモーニング(680円)を出します。
売店では窯元から仕入れた備長炭を量り売りしていて、風呂用や炊飯用、浄水用の炭も選べます。自家搾りの柚(ゆず)と橙(だいだい)で作った無添加のポン酢は、炭以外の土産の定番で、季節には地元の梅やみかんも並びます。
車中泊メモ
周りの道は交通量が少なく、駐車場が混み合うことはあまりありません。近くに店はないので、夜の買い物は先に済ませておきたいところです。コンビニは南へ約7.9kmのローソン田辺秋津町店、ガソリンは約9.3kmのJA中央SSが最寄りです。
周辺スポット
約4.2km南の奇絶峡(きぜっきょう)は会津川(あいづがわ)上流の渓谷で、不動の滝(赤城滝)が落ち、高さ16m・幅22mの一枚岩に磨崖三尊石仏(まがいさんぞんせきぶつ)が刻まれています。石仏の原画を描いたのは日本画家の堂本印象。駐車場は10台・無料です。
南へ約5.4kmの上秋津(かみあきづ)には、木造の旧小学校を使った秋津野ガルテンがあり、農家レストラン「みかん畑」で食事ができます。
最寄りの温泉
田辺の市街にある亀の井ホテル 熊野田辺の日帰り湯、天神温泉 田辺元湯まで約13.4km。泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉です。日帰り入浴は11時から15時(月曜と金曜は13時から)で、受付は14時まで。大人700円、土日祝は750円です。
次に近いみなべの鶴の湯温泉や富里温泉 乙女の湯は、どちらも30km以上離れています。
まとめ
12月から3月は16時で閉まります。発見館と窯を見て、黒いラーメンで昼を食べるなら、昼前に着くくらいの計画が向いています。