島原半島の中央、雲仙岳に抱かれた標高七百メートルの高原に湧く温泉。大小三十もの噴気口が白煙を上げる雲仙地獄が街の裏手に広がり、そこから引かれる湯はpH二前後の強酸性硫黄泉で、草津にも比肩する強さを持つ。硫黄分を含む鉱泥が混じって白く濁る宿も多い。開湯は八世紀、行基が満明寺を開いたことに始まると伝わり、江戸期にはキリシタン殉教の悲史の舞台ともなった。昭和九年には日本で最初の国立公園に指定され、シーボルトらに紹介されて上海や香港の外国人が集う国際避暑地として栄えた。地熱で蒸した温泉たまごを頬張りながらの地獄めぐりが、この地ならではの楽しみだ。
基本情報
- 種類:温泉
- エリア:長崎県(九州)
- 住所:〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙320(雲仙温泉観光協会)
- 電話:0957-73-3434(雲仙温泉観光協会)
