くさぎ菜のかけめしは、クサギの若芽を干した山菜を具にして出汁をかける郷土料理で、2022年度に文化庁の「100年フード」に選ばれました。この駅は県内で最初に開いた道の駅で、その一杯を食堂で味わえます。
町の鳥で「森の宝石」とも呼ばれる渡り鳥、ブッポウソウの観察小屋があり、休憩所では巣箱のライブ映像を流しています。姿を見られるのは5〜7月です。
基本情報
| 所在地 | 岡山県加賀郡吉備中央町上田西2325-1 |
|---|---|
| 標高 | 約293m |
| 面する道路 | 国道429号(賀陽ICから約25分) |
| 営業時間 | 直売所・休憩所 8:30〜17:00/食堂「ふれあいの館」10:30〜16:00(平日は15:00まで)/品野屋 11:00〜14:00 |
| 定休日 | 直売所は年末年始のみ(食堂は水曜休み、品野屋は月・火・金曜と祝日休み) |
| 駐車場 | 普通車78台・大型3台・多目的2台 |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 中速1基 |
| 温泉 | 併設なし(最寄り=小森温泉/約3.5km・アルカリ性単純温泉) |
| 電話 | 0867-34-1717 |
| 公式サイト | 道の駅 かもがわ円城(全国道の駅連絡会) |
2026年9月時点の情報です。
アクセスと成り立ち
国道429号に面し、岡山自動車道の賀陽ICから約25分です。1993年11月の第3回登録で道の駅になりました。
吉備中央町は2004年10月1日に加茂川町と賀陽町が合併してできた町で、町域は標高200〜500mの吉備高原にあります。駅の標高は約293mです。
かけめしと直売所
かけめしは、味をつけたくさぎ菜に、茹でた人参、ごぼう、ささみ、炒り卵を盛り、白ごまとネギを添えて出汁をかけます。くさぎ菜はにおいが強く、干してあくを抜く手間がかかるため、かつてはハレの日のごちそうでした。かけめしと猪肉うどんは数に限りがあるので、電話で予約しておくと確実です。
食堂「ふれあいの館」には、キムチうどんや地元の米のおにぎり、ご膳もあります。隣の「品野屋」は手打ちそばと地元の食材のご膳を出す店で、2025年1月30日に運営者が替わって営業を再開しました。開くのは昼の11時〜14時だけです。
直売所には野菜や果物、花、加工品が並びます。円城台地で育つ円城白菜は大玉で甘みが強い、漬物や鍋に向く白菜で、10月下旬から1月下旬に店先に並びます。加茂川キムチも置いています。
車中泊メモ
駐車場と屋外のトイレは24時間使えます。山に囲まれた静かな場所です。EVの中速充電器が1基あります。
周辺スポット
駅から約1.2kmの円城寺は、715年に行基が本宮山の頂上近くに開いた正法寺が始まりとされ、鎌倉時代の大火のあとに今の場所へ移りました。天台宗の寺で、1846年に再建された本堂の天井には、植物や動物を描いた判じ物の絵があります。境内の宝篋印塔(1357年)は県の指定文化財です。駐車場は普通車25台。門前には酒屋や旅籠が並んだ「円城ふるさと村」の町並みが残ります。
約8.2kmの宇甘渓は吉備清流県立自然公園の渓谷で、奇岩のそそり立つ山肌に赤い橋がかかります。春は桜、夏は川遊びの場になり、自然探勝歩道も整っています。紅葉は11月中旬から下旬で、中旬にはライトアップもあります。駐車場は57台です。
西へ約19.3kmで道の駅 かよう、東へ約26.0kmで道の駅 くめなんです。
最寄りの温泉
いちばん近いのは、約3.5kmの小森温泉です。1732年に岡山藩主の池田継政が工事を始め、翌年まで延べ1万人を動員して造った、藩直営の湯治場でした。泉質はアルカリ性単純温泉(28.1℃・pH9.4)で、川沿いに石で囲んだ男女別の湯船があります。一羽の鷲が傷を癒していたことで見つかったと伝わる湯で、名物は鴨鍋です。大人630円で、町の案内(2026年2月)では平日11時〜16時30分、土日は18時まで。休みは不定期です。
約5.1kmの湯の瀬温泉は1921年開湯の宿で、川底からわくアルカリ性単純温泉(pH9.7前後)を掛け流しています。宿泊の受付は止めていますが、日帰り入浴は続けていて(9月時点)、大人700円、10時〜19時、火・水曜が休みです。
まとめ
前の日にかけめしを予約して昼に食べ、午後は円城寺と宇甘渓へ。帰りに3km先の湯で温まる。吉備高原の一日をこの駅から組めます。