茶人で武将の古田織部(ふるた おりべ)は、1544年にこの地の山口城で生まれたとされます。その生誕の地にちなむ道の駅で、敷地の織部展示館では、織部の生涯と織部流の茶道を無料で紹介しています。
樽見(たるみ)鉄道の織部駅が隣にあり、ホームから歩いて1分。道の駅と鉄道の駅が隣り合う例は、全国でも多くありません。
基本情報
| 所在地 | 岐阜県本巣市山口676 |
|---|---|
| 標高 | 48m |
| 面する道路 | 国道157号 |
| 営業時間 | 物販館ゆらら 8:30〜17:00(冬は16:00まで)、和美庵(わびあん)8:30〜15:00、織部展示館 10:00〜16:00 |
| 定休日 | 不定休(営業日カレンダーあり) |
| 駐車場 | 普通車134台(うち身障者用3台)・大型車8台(無料) |
| RVパーク | なし |
| EV充電 | 急速(CHAdeMO 50kW)1基・24時間 |
| 温泉 | 併設なし/最寄り=根尾川谷汲温泉(約5km・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉) |
| 電話 | 0581-34-4755 |
| 公式サイト | 中部地方整備局(織部の里もとす) |
2026年10月時点の情報です。
織部展示館と山門ギャラリー
織部は千利休に茶を学び、のちに利休七哲のひとりに数えられました。利休の死後は豊臣秀吉の茶頭(さどう)を務め、関ヶ原の戦いのあとは徳川家康に従って1万石の大名になります。しかし1615年、大坂夏の陣で豊臣方に通じたとされ、伏見で自刃しました。織部焼は、織部の好んだ茶陶を焼いたことからその名があります。
展示館には織部焼が並び、織部風の茶室や坪庭、信長・秀吉・家康の三英傑の像も置かれ、音声ガイドで見て回れます。駐車場の入口近くに建つ2階建ての山門ギャラリーはこの道の駅の目印で、エレベーターで上がった上の階からの眺めがよい場所です。
アクセスと車中泊メモ
国道157号の本巣トンネルの南に建ち、東海環状道の本巣ICから約4.4km。隣の織部駅を通る樽見鉄道は、1984年に国鉄樽見線を引き継いだ鉄道で、大垣から樽見までの34.5kmを約65分で結びます。織部駅は2002年に開業しました。
急速充電器は24時間、会員登録をせずにカードやQRコード決済で充電できます。コンビニは約1.8kmのセブン-イレブン本巣文殊店が近く、南へ約3.2km下ると道の駅 富有柿の里いとぬき、約9.1kmで谷汲(たにぐみ)の道の駅 夢さんさん谷汲です。
物販館ゆららと食事処
2018年の改装で、焼きたてパンの工房と50席の休憩スペース「オリベスクエア」ができました。物販館「ゆらら」の直売の棚には、本巣の農家や岐阜農林高校の生徒が育てたトマト、いちご、玉ねぎが多く並び、秋には約20種類の柿が入ります。甘柿は早秋、太秋、早生富有、富有、渋柿は蜂屋(はちや)や富士。徳山唐辛子や淡墨(うすずみ)舞茸といった特産も置いています。
喫茶・食事処の和美庵では、11時までドリンク代だけでモーニングのセットが付きます。昼はジビエ焼肉定食など。外の売店「風の蛍」では、鹿肉の串焼きを、みそ、塩、柿肉のたれの3つの味で焼いています。週末は人が多く、昼過ぎには品切れのメニューも出ます。
周辺スポット
約1kmの文殊の森公園は、BBQテラスやコテージ、テントサイトのある森の公園で、北側は森林セラピー基地の「ササユリの道」です。管理棟は10時から17時で、水曜が休み(12月から2月は火曜から木曜が休み)。
公園の尾根には、戦国時代に山口城、祐向山(ゆうこうやま)城、法林寺城の三つの城が守りを固めたころの堀切の跡が残ります。山口は根尾川が山から平野へ出る扇状地の要(かなめ)にあたり、かつては石灰岩を焼いて石灰を作り、根尾川を下って桑名方面へ運んでいました。
1531年には、山口に堰を設けて糸貫川へ水を引き、南の平野の席田(むしろだ)用水をうるおす願いが、美濃守護の土岐頼芸(ときよりのり)に出されています。
国道157号を北へ約24km上ると、樹齢1,500年を超える淡墨桜で知られる根尾の道の駅 うすずみ桜の里・ねおです。
最寄りの温泉
西へ約5kmの根尾川谷汲温泉は、源泉が23.2℃で、泉質はナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉。火曜が休みです。
南へ約10kmのぬくい温泉なら、夜24時まで入れます。