プレジャーボートで五目釣り|釣果より大切だった海の上の話

釣り船の船尾デッキから見た青い海と釣り竿、遠方に浮かぶ島々
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ボートを所有していた8年間、釣りにはよく出かけました。

ただ、釣果よりも「海の上にいる時間」のほうが目的だったかもしれません。沖に出たらエンジン全開で走り、止まりたくなった場所で竿を出す。流し釣りが基本で、何が釣れるかはその日の海次第でした。

それでもキス、アジ、アコウ、タイ、本ごち、アラカブ、イイダコ、イトヨリと、気づけばなかなかの魚種が揃っていました。一度だけ、妻がサメの子供を釣り上げたこともあります。

2歳から乗せていた、子どもたちのこと

子どもたちを連れ出したのは、2歳頃からです。

幼い頃から舵を握らせると、満足そうな顔をしていました。麦わら帽子をかぶって、真剣な顔でハンドルに手を添えている。当時は本人もよくわかっていなかったと思いますが、それでも嬉しそうでした。

子どもを海に連れていくなら、ライフジャケットだけは絶対に妥協しないほうがいいと思います。動きやすくて着脱しやすいものを選ぶと、子どもも嫌がりません。

海の日差しは思った以上に強い。麦わら帽子もいいですが、UVカット機能がついているものだと安心です。

子供用UVカット帽子(アウトドア向け)

竿を持たせると、もっと張り切る。ただ、リールだけはどうしてもうまく巻けなくて、糸がたるんでいくのを見て泣きそうになっていました。そのくせ、イイダコが釣れた時は「ギャーギャー」と大騒ぎで、そのギャップがおかしかった。

帰りのボートでは毎回、疲れて寝ていました。

一日海で遊び尽くした証拠です。

目次

ゴムボートで、砂浜へ

釣りだけでなく、砂浜に上陸することもありました。

ボートを沖に停泊させて、ゴムボートで砂浜まで移動する。子どもたちはそれだけで大喜びでした。釣りをしない時間は海上で本を読んだりしながら、ただのんびり過ごしていました。

釣れた魚たち

流し釣りの面白さは、何が来るかわからないことです。

キスが続いたと思えば急にアコウが来る。タイやイトヨリが混じることもあれば、あらかぶが入れ食いになることもある。

アコウが釣れた時の存在感は別格で、あのオレンジの斑点模様が海面から上がってくるたびに気分が上がりました。釣り好きにはわかると思います、あの色を見た時の「来た」という感覚が。

アジ釣りの日は数がまとまります。この写真はよく釣れた日の一枚ですが、この量を捌くのはなかなかの作業でした。

ボートのいけす

釣れた魚はボートのいけすで活かしたまま持ち帰ります。いけすは穴が海と繋がっており、帰港まで魚を生きた状態に保てる。プレジャーボートならではの装備です。帰港後はクーラーボックスへ移します。釣果が多い日は大容量タイプが重宝しました。

私が使っている→クーラーボックス(保冷力重視)

持ち帰った魚はその日の晩ごはんに。海水浴キャンプとセットの日は、岸壁でそのまま焼きました。

同じスタイルの釣りを試してみたい方には、アジやカサゴを狙える仕掛けセットが便利です。一つあれば五目釣りの入り口としては十分です。

初心者用船釣り仕掛けセット(アジ・カサゴ向け)

妻が、サメを釣り上げた

一度だけ、少し変わったものが釣れました。

妻の竿がぐっと曲がって、上がってきたのはサメの子供でした。本人は笑っていました。怖がるでもなく、ただ笑っていた。もちろんリリースです。動画が残っていますが、その顔は今でも忘れられません。

流し釣りは何が来るかわかりません。それがおもしろいところでもあり、たまに想定外の展開になるところでもあります。

海の上の昼ごはん

昼はおにぎりを持参していました。汁物は揺れるので不向き。でも、海の上で食べるおにぎりはなぜかうまい。理由はよくわかりませんが、毎回そう思っていました。

燃料の軽油代は1回あたり1万円ほど。それ以外の出費といえばおにぎり代くらいのものです。釣りとしてはコスパのいい遊びだったと思います。

釣りという名の、家族の時間

振り返ると、釣りに行っていたというより、海の上で時間を過ごしていた、という感覚が近いかもしれません。

子どもたちがリールを巻けなくて泣きそうだった頃。妻がサメを釣って笑っていた頃。バケツいっぱいの魚を見て、今夜は豪勢だと思っていた頃。そのすべてが、あの海の上にあります。

今はもう子どもたちも大きくなりました。あの頃みたいにイイダコでギャーギャー騒ぐ姿はもう見られないかもしれません。それでも、海に出たいという気持ちは変わっていません。

ボートシリーズ次回も続きます。

ではまた。

釣り船の船尾デッキから見た青い海と釣り竿、遠方に浮かぶ島々

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