【第3回】250km離れた畑で自然農法検証|大根の苗植えは失敗?上段畑pH7.0の土づくり開始

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前回からのアップデート

前回(第2回)の訪問から約1ヶ月が経過しました。

ジャガイモとニンジンを植えた中段の畑——果たして芽は出ているでしょうか。期待を胸に島に渡りましたが、結果は少し残念なものでした。

ジャガイモもニンジンも、芽が出ていませんでした。

気落ちする気持ちもありますが、これが自然農法の現実です。「なぜ芽が出なかったのか」も含めて、このプロジェクトの記録としてお伝えします。原因の考察は記事の後半で。

ニンジン畑
ジャガイモ畑

目次

今回の訪問で進めたこと

1. 中段の畑:第3畝を追加&レタス苗を植え付け

前回残っていた中段の畑の空きスペースに、新たに3畝目を造成しました。今回は家族も参加し、一緒に畝づくりに取り組みました。

(写真:家族で畝づくりの様子)

家から持ち込んだレタスの芽(ポット苗)を畝に定植しました。レタスは移植しやすい野菜なので、こちらは問題なく植え付けできました。

畝には米ぬかと、てんぐさ肥料(海藻系の有機肥料)を撒き、土に馴染ませました。

(写真:米ぬか+てんぐさ肥料を撒いている様子)

2. 井戸ポンプ問題:難航中

前回に引き続き、井戸ポンプの呼び水プラグ問題が立ちはだかりました。

プラスチック製のプラグが長年の固着でボロボロに割れてしまっており、今回もうまく取り外せませんでした。

次回の対策:タップ(ネジ山を作る工具)を持参して、固着したプラグの除去に再挑戦する予定です。水の確保は畑作業の根幹なので、次回こそ解決したいところです。

3. イノシシ対策:現状維持で様子見

イノシシ対策については、現状の金属メッシュフェンスで何とかなりそうな状況なので、追加工事は一旦様子を見ることにしました。


今回のメインイベント:上段の畑を開拓

今回の最大のミッションは、上段の畑に初めて手を入れることです。

上段畑の状況

上段の畑は、中段とは少し雰囲気が違いました。日当たりは良好です。しかし、一角にイネ科の植物の根が蔓延っているエリアがあり、そこだけ撤去が難航しました。今回は悪天候も重なったため、そのエリアは次回に持ち越しとなりました。

ビフォー
アフター

土壌pH測定:pH7.0

シンワ測定のデジタル土壌酸度計で上段の土壌pHを測定しました。

(写真:pH計がPH7.0を示している様子)

結果:pH7.0(中性)

ちなみに中段の測定値はpH6.5(弱酸性)でした。

大根の好適pHはおおよそ6.0〜7.0なので、ギリギリ範囲内ではあります。ただし野菜全般の理想は6.0〜6.5程度なので、上段畑は今後の土づくりでpHを少し下げていく方向性が望ましいでしょう。

自然農法的な対処としては、草マルチや有機物の投入を続けることで、有機物の分解により徐々に弱酸性側へ移行することが期待できます。焦らず観察していきます。

上段に大根の苗を移植……実はまた、やらかした話

上段の新しい畝に、大根を植え付けました。

……ここで告白しなければなりません。

実は今回、大根をポット苗で持ってきて植えてしまいました

家でポットに種を蒔き、発芽させた苗を畑に移植したのですが、あとから種の袋をよくよく読むと「直播き」と書いてありました。

大根は基本的に直根(根が真っすぐ下に伸びる)野菜なので、移植すると根が傷んで又根(股大根)になりやすいと言われています。はたして、きちんと育つのでしょうか。

これも検証です。

苗の写真を見ると、子葉がしっかりと開いており、発芽自体は良好でした。

(写真:大根の苗の様子)

移植大根がどんな結果になるか——うまくいっても、いかなくても、これが自然農法ドキュメンタリーの醍醐味だと思っています。次回の訪問で生育状況を確認します。


考察:ジャガイモとニンジンはなぜ芽が出なかったのか

今回、ジャガイモ・ニンジンの発芽は確認できませんでした。いくつかの原因が考えられます。

ジャガイモについては、植え付け時期や深さ、土壌の温度が影響している可能性があります。4月下旬に再訪した際に状況を確認します。もし発芽が見られなければ、植え直しも検討します。

ニンジンは発芽に時間がかかる野菜で、気温・水分・光の条件が揃わないと出にくいものです。遠隔地では水やりができないため、雨任せになっている点が課題です。

「うまくいかないことも記録する」——それがこのプロジェクトのルールです。


次回(4月下旬)の予定

  • ジャガイモ・ニンジンの発芽状況確認
  • 移植大根の生育状況確認
  • 井戸ポンプのプラグ除去(タップ持参)
  • イネ科根の撤去作業(上段畑の残エリア)
  • 上段の畝をさらに増やす
  • 古家の床工事の続き(畳撤去・産廃処理)
  • 古いエアコン撤去・交換

まとめ

今回の訪問で分かったことをまとめます。

  • 上段畑はpH7.0(中性)。中段の6.5より高めで、土質や排水の違いが影響している可能性があります。
  • 大根の苗移植という「やらかし実験」が始まりました。結果はいかに。
  • ジャガイモ・ニンジンはまだ沈黙中。次回4月下旬の確認に期待です。
  • 井戸ポンプ問題は継続中。水の確保が今後の課題です。

250km離れた畑で、1~2か月に1回の訪問で野菜を育てる——その難しさと面白さが、少しずつ見えてきた気がしています。

次回も、リアルをそのままお届けします。

上段の畑

次回の訪問は4月下旬の予定です。ジャガイモの芽が出ているといいのですが……お楽しみに!
ガソリン代が安くなっていればいいのですが。。。

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